災い転じて…となるかコロナ禍ソフトバンク 春季キャンプA組平均25・24歳、若手に好機到来

西日本スポーツ 長浜 幸治

 フレッシュバトル勃発!! ソフトバンクは24日、福岡市内のホテルで監督・コーチ会議を開き、2月1日に始まる春季キャンプのメンバー振り分けを決定した。主力選手を含めて新型コロナ感染者が相次いだ影響もあり、A組(1軍)メンバーには若手がずらり。29人の平均年齢25・24歳(2月1日時点)はここ10年で最も若い陣容となった。藤本博史監督(58)はキャンプ序盤からのアピール合戦を熱望。若手にはまず第2クールまでが「勝負の9日間」となる。

   ◇   ◇

 想定外のアクシデントもチーム力底上げのチャンスに変える。春季キャンプでA組入りした投手陣の最年長は奥村の29歳で、30代はゼロ。野手も30代は明石、中村晃、高田、今宮の4人のみで、ともに2年目の井上、川原田の10代の2人が抜てきされた。2月1日時点でのA組メンバーの平均年齢は25・24歳と「超フレッシュ」な顔触れとなった。

 「元気に、明るくやってくれれば。技術が上の選手がたくさんいるんだから、その技術を盗む形でやってほしい。初日からどんどんアピールしてもらいたいね」。監督・コーチ会議後にペイペイドームで取材対応した藤本監督は球春到来を待ちきれない様子だった。

 今年に入り、チーム内で新型コロナに感染した選手は12人に上った。渡辺を除く11人がC組(3軍)スタートとなり、その中には柳田や松田ら主力も含まれる。「陽性判定を受けた人はとりあえず筑後で体力づくり。無理をさせてけがはさせられない」とした上で、各選手の「宮崎合流」については「第3クールくらいをめどに」と目安を口にした。

 若手にとっては第2クールまでの9日間が「第1次ふるい落とし期間」となる。今キャンプは例年より実戦練習を1クール分前倒しするため、第1クールからA組の投手陣には打撃投手として登板することが求められる。「主力が(宮崎に)帰ってきたら(A組に)いられるかは分からない。コーチが見て精彩がないと感じたらどんどん入れ替えていく」と指揮官は厳しい目での見極めを予告した。

 狭き門を突破すれば、その先には開幕1軍のチケットが待っている。「(キャンプでの)内容が良ければオープン戦にも連れていく。(結果の)いい選手が(ファームに)落ちるわけない。どんどんアピールして、結果を出してもらいたい」。藤本監督も一人でも多くの若手が生き残ることを望んでいる。

 「コロナは収まっていないし、これから先がどうなるか分からないけど。2月1日には元気で明るい姿の選手を見ていきたい」。コロナ禍の厳しい現実にも指揮官は前を向いた。はつらつとした激しい“フレッシュバトル”こそが、チームをより強くする。(長浜幸治)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ