風間球打「Q太郎と呼んで」 千賀からお化けフォーク継承しオバケ級エース目指す

西日本スポーツ 長浜 幸治

 フォークもあだ名も「お化け」がいい!! ソフトバンクのドラフト1位右腕、風間球打投手(18)=秋田・ノースアジア大明桜高=が「お化けフォーク」習得に意欲を見せた。新人合同自主トレ第4クール最終日の25日、千賀滉大投手(28)のブルペン投球を見学。持ち球のフォークを磨くために教えを請うつもりだ。あだ名に「Q太郎」を希望する18歳がエースをロックオンする。

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 エースの投球姿に風間の目がくぎ付けとなった。筑後のファーム施設で行われている新人合同自主トレの合間に、同期とともに千賀のキャッチボールやブルペン投球を見学。入団前から強い憧れを抱いていた存在を間近に見て、大きな衝撃を受けた。

 「軽く投げていても球の質や勢いが違うなとすごく感じた。『これは(キャッチボール相手に)届かないんじゃないかな』と思ったボールでも、そのまますーっと伸びて(相手の)胸にいっていた。ボールに全身の力が伝わっている」

 プロ仕様の肉体を目指し、高校時代から6キロ増の体重90キロを目指す風間にとって、千賀のボディーは理想だ。「質がよく締まっていてサラブレッドみたい。自分はまだまだ脂肪とか付いているので。“子猫ちゃん”ぐらいですかね」。筑後のファーム施設の食堂で一度あいさつしたが、会話する機会はまだ訪れていないという。

 聞きたいことは「山ほどある」と話すが、最も気になっているのは「お化けフォーク」の存在だ。スライダーやカーブ、カットボール、フォークなどを投げる風間だが、「まだまだ変化球全般に自信がない」。その中でも、強いて言えばフォークは「得意球の一つ。プロで活躍するためには大きな武器をつくりたいし、質をもう一段階上げられるように千賀さんから握り方とかいろいろと聞いてみたい」。エースの代名詞継承に強い意欲を見せた。

 千賀は順調なら今季中に海外FA権を取得する。かねてメジャー志向の強い右腕は、早ければ来年の米大リーグ挑戦を目指す。それだけに、風間にとって残された時間は少ない。「(同じチームでプレーできるのは)あと1年かもしれない。悔いが残らないように、聞けることはしっかり聞く。今年を学びの1年にしたい」と、物おじせずに質問攻めするつもりだ。

 お化け仕様はフォークだけではない。自身のあだ名について「Q太郎って響きがいい。先輩方にも呼んでもらえれば」とリクエストした。最速157キロを誇る将来のエース候補生は“お化け界のエース”にならい、自らも人間離れした投手に成長してみせる。(長浜幸治)

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◆オバケのQ太郎 オバケの国からやって来たQ太郎とその仲間の怖くないオバケたちが、居候する一般家庭や近所の人々と巻き起こすユーモアあふれる物語。藤子・F・不二雄、藤子不二雄(A)の作品。1960年代に雑誌の連載やアニメ化で人気が高まり「オバQブーム」と呼ばれる社会現象にまでなった。球界でも大洋(現DeNA)の主砲として通算278本塁打の田代富雄が、その風貌などから現役時代の愛称は「オバQ」だった。

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