中村が新ノルマ!「チーム晃」で20勝 自主トレ中の栗原、柳町と結束

西日本スポーツ 石田 泰隆

 「チーム晃」で20勝! 今季「打率3割+出塁率4割」を目指すソフトバンクの中村晃外野手(32)が新たな目標を追加した。26日、西日本スポーツの電話取材に応じ、自主トレをともにしている栗原陵矢外野手(25)と柳町達外野手(24)の3人で「勝利打点20」のシーズンノルマを設定した。いずれも左打ちの“レフティーズ”が定評のある勝負強い打撃を発揮すれば、2年ぶりの覇権奪回もグッと近づきそうだ。

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 宮崎キャンプインまで1週間を切った。九州各地に散ったホークス戦士の自主トレも追い込みを迎えている。中村晃を船頭役に福岡県内で自主トレに励む「チーム晃」は、クール最終日だった25日には旧西戸崎合宿所(福岡市東区)の近隣にある大嶽神社を訪れ、ランニングに汗したようだ。

 「坂道ダッシュ4本、階段ダッシュ4本。数年ぶりに行って走ったけど、相変わらずきつかった。でも、本当にいい練習ができた」

 中村晃の言葉には充実感が詰まる。6日にスタートした自主トレは、同行した渡辺陸新型コロナウイルス陽性判定に伴い、栗原、柳町とともに濃厚接触者と判断されたが、調整に大幅な狂いが生じることなく、予定の練習メニューを消化できているという。

 「ここまでは本当に順調で。濃厚接触者となって少し休む期間はあったが、問題なく練習できている。キャンプは例年より実戦が早くなると言われているので、打撃マシンの速度を速めた目慣らしもしている」

 藤本新監督から新1番候補に挙げられる今季は「打率は最高の数字を出したい」と、2014年の3割8厘の更新とともに「出塁率は4割」と自身6年ぶりの大台を狙う。その上で現在、一緒に技術向上に取り組む栗原、柳町とのレフティートリオで「勝利打点20」という新たなノルマも設定した。

 「一番の目標はチームの優勝。3人で20回くらい決勝打を打てれば、それだけ優勝に近づくということ。目標にしたい」

 実績も十分だ。栗原が台頭した20年は中村晃10度、栗原6度の計16度。昨季は中村晃4度、栗原9度で計13度の勝利打点を記録した。ここに成長を遂げた柳町が加われば、目標クリアも見えてくる。「1打席でも多く、チームの勝ちにつながる1本を」。頼もしい一言一言に、中村晃の仕上がりの良さが伝わってくる。(石田泰隆)

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 栗原も中村晃の新ノルマ設定に賛同した。昨季は3番が49試合、4番が60試合、5番が20試合と計129試合で主軸を任され、勝利打点は柳田の13に次ぐチーム2位の9で勝負強さも発揮した。「今年晃さんは1番を打つかもと言われているので、仮にそうなった場合は自分が晃さんをかえす打撃をしてチームに貢献したい」。28日に自主トレを打ち上げる予定。「ここまでしっかりバットを振れている。いい形でキャンプに入れるように、気を抜かずに頑張ります」と引き締め直した。

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