石川、侍見据えキャリアハイへ「柊太の呼吸」実践中!

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 キャリアハイで日の丸を! ソフトバンクの石川柊太投手(30)が26日、勝利数、防御率など各部門での自己最高成績を今季の目標に掲げ、来年開催が予定されているWBCでの侍ジャパン入りにつなげる意欲を見せた。福岡県筑後市のファーム施設で自主トレを公開。昨季の開幕投手は新球ツーシームも練習しており、さらなるスケールアップを目指している。

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 30歳で迎えるプロ9年目のシーズンを最も輝く1年とする。石川は千賀らと沖縄県の宮古島で行った自主トレを終え、今年初めて筑後で汗を流した。ランニング、トレーニングなどをこなした後、今季への思いを口にした。

 「とりあえず、キャリアハイ。自分的にはハードルが高い。一つ一つのキャリアハイを目指せるように」

 石川の主な自己最高成績は勝利数13(2018年)、投球回156回1/3(21年)、防御率3・40(21年。規定投球回到達年のみ)、勝率7割8分6厘(20年)。投球回は昨年初めて規定投球回に達したが、満足できない。「もう20回くらい投げられた。まだ情けない部分があったという感覚」と悔やむ。

 キャリアハイの先に見据えるのは「侍」だ。今年の成績次第では、来年開催予定のWBCで代表入りの可能性が出る。石川は18年に日米野球の日本代表に選出され、ユニホームの採寸まで行ったが、日本シリーズ中に右肘を痛めて辞退。「ファンや応援してくれる人が喜んで連絡をくれたのに辞退した。そういう思いも含めて選ばれたらいいな、と思う」。周囲の期待に応えられなかった自責の念は今も残る。まだ代表での登板はないだけに、日の丸への思いは強い。

 進化への準備は進んでいる。「昨年と同じではない要素」として新球のツーシームを練習。昨季リーグ3位の被本塁打22(右打者10、左打者12)を反省し、左打者の外角に逃げるボールを覚えて投球の幅を広げる。「進捗(しんちょく)状況はまだまだ」。春季キャンプで磨きをかける。

 トレーニング前には呼吸を整える作業もしている。「柊太の呼吸」の狙いは「神経を刺激し、リラックスさせたいところでさせて、スイッチを入れたいところで入れていく」。年齢を重ねたことで「今まではがむしゃらに『とりあえずやっておけば』という感じだったけど…」と準備を大切にするようになった。

 2年連続の開幕投手について問われ「一発目に投げるというだけ。そこに対してのこだわりはない」と言い切る。「秋に寂しかったという思いが強い。もっとあの舞台に立ちたいとCSや日本シリーズを見て思った」。開幕戦に投げるより、シーズン最後まで投げ抜くイメージを思い描き、さらなる飛躍につなげる。(伊藤瀬里加)

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