松本、今季は先発で勝負 マルちゃん直伝のチェンジアップ駆使して、立ち位置も「チェンジ」

西日本スポーツ 長浜 幸治

 開幕ローテ入りへ「チェンジ」!! ソフトバンクの松本裕樹投手(25)が27日、今季の目標に2桁勝利を挙げた。昨季までチームに在籍したマルティネス(31)から伝授されたチェンジアップのマスターに取り組んでおり、昨年末から1カ月以上にわたりオリックスの山岡らと行った自主トレでは肉体改造に成功。今季は先発一本での活躍を誓う右腕が生まれ変わる。

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 これまでの「何でも屋」から一歩抜け出す年にする。松本の言葉に決意がこもる。「中継ぎに転向したつもりはない。先発ローテで1年間回るには高い成績を求められる。まずは10勝が目標になる」。昨季までは先発、中継ぎをこなした8年目右腕は、今季は先発一本で勝負したうえで、白星を重ねる覚悟だ。

 激しい先発ローテ争いを勝ち抜くための武器を手にした。「マルちゃん印」のチェンジアップだ。昨季は先発陣の柱として9勝を挙げ、防御率1・60と抜群の安定感を示したマルティネスの「伝家の宝刀」を学ぼうと、昨シーズン中に握りやボールの抜き方を教わったという。

 「ストライクゾーンで勝負できる球。それがあれば自分にとって有利になる」。昨秋キャンプから取り組み始めた新球種で早いカウントから打者を打ち取ることができれば、球数を減らして長いイニングを投げることができる。「先発に生きてくると思う」とマルティネスの“置き土産”に磨きをかけている。

 肉体も「チェンジ」する。昨年12月中旬からオリックスの山岡らと広島で自主トレを行った。「これまでは(手術歴のある)腰の影響があって思うようにトレーニングできていなかった。今回は体づくりをメインにやれた」。昨シーズンの終わりから体重は4キロ増の87キロ。「楽しみですね」と笑みを浮かべた。

 この日は筑後のファーム施設でキャッチボールなどを行った。7年目の昨季は自己最多の33試合に登板(うち先発7試合)し、3勝3敗4ホールド、防御率3・79。飛躍を目指す今季、春季キャンプはA組(1軍)スタートが決まった。

 「今までは(A組かB組か)どっちなんだろうという不安があったけど、今年は自分の中でもA組でやれるかなという自信はあった。出せるものをしっかり出してアピールしたい」。これまでの立ち位置も大きくチェンジするため、開幕ローテをつかみ取りにいく。(長浜幸治)

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