柳田コロナから回復 療養生活中「ノリノリだった」わけ

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 新型コロナウイルスに感染していたソフトバンクの柳田悠岐外野手(33)が28日、福岡県筑後市のファーム施設で練習を再開した。ランニングや打撃練習で汗を流し、ホテルでの隔離期間中はダンスを踊るなどユニークなトレーニングで体調管理に努めてきたことを明かした。主将元年の春季キャンプは筑後のC組(3軍)でスタートを切るが、最終的な目標である日本一へ、焦らず体をつくり直す。

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 約10日間の療養期間を終え、柳田は精力的に体を動かした。室内練習場でキャッチボール、ティー打撃では時折フルスイングを見せた後、サブ球場の外野を黙々と走り込んだ。「体がちょっと重いなっていう感じ」とブランクを感じつつ「気持ち良く体を動かせたんで良かった」。表情には充実感が漂う。

 佐賀県嬉野市内で年明けから日本ハム清宮、ロッテ安田らと自主トレ中だった16日に陽性判定を受けた。発熱はなかったが鼻水、せきの症状があり、自主トレを切り上げてホテルで療養生活。外部と接触できない不自由な状況下でも、ユニークな方法で体調管理に努めるのが柳田らしかった。

 腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワットと筋力トレーニングは欠かさず、さらに「ユーチューブ(動画投稿サイト)を見ながらダンスをしていました」と明かす。

 「ノリノリの感じで。(ホテルでの療養生活で)テンションが下がっちゃいそうなところだったんで、テンションが上がるように」

 発汗やストレス発散を目的に「初めて踊りました」と笑う。ダンスナンバーは「いろいろやりました。時間はたくさんあったので」。嬉野自主トレ仲間とのグループラインでは、軍隊式訓練を取り入れた「ビリーズブートキャンプ」の動画も送り合った。「数分くらいでじわじわくる。きつい」と効果も感じた。

 主将として臨む初のキャンプは筑後でのC組スタートが決まったが、悲観はしていない。「切り替えて宮崎に行くまでいい準備をして、いい状態で合流できるように一日一日を過ごしていきたい」。藤本監督からも「焦らずやってくれ」と言われた。それだけに、「休んでしまったので、少し段階は下げるけど、そこからまた立ち上げていくという感じ」と慎重に調整する。まずはやや増えたという体重を落とすため、ランニングを重点的に行う。

 新スローガン「もっと!もっと!もっと!」を受け、「もっと自分の成績を上げられるように」と力を込める。今季の目標は自身最多の年間本塁打(2018年の36本)を更新する40本。「開幕はまだ先なので焦らずに納得できる準備をしたい」。見据えるのは、シーズン完走しての日本一。遅れを取り戻す時間は十分にある。(伊藤瀬里加)

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