仕上がり早っ!! ソフトバンク25投手が初日からブルペンで火花 千賀は3年ぶり

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ガチンコサバイバルは「1344球」スタート!! ソフトバンクの宮崎春季キャンプが始まり、投手練習に参加したA組(1軍)、B組(2軍)の投手計25人が早速ブルペン入りした。千賀滉大投手(29)も3年ぶりの「初日ブルペン」で140キロ台中盤のボールを投げ込むなど、順調な調整ぶりを披露。今キャンプのテーマに「競争」を掲げる藤本博史新監督(58)も、若手、中堅、ベテランを問わないアピール合戦にほくほく顔だ。

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 ブルペンに絶え間なく響くミット音が「球春到来」を告げた。宮崎春季キャンプ初日を迎えたA、B組の投手陣のうち、急性胃腸炎で宿舎静養となった甲斐野を除く25人がブルペン入り。全員の球数は計1344球に到達した。

 1軍監督として初めての春季キャンプとなった藤本監督も満足そうだ。「ある程度、自主トレでやってきてくれたのが分かったし、ありがたい。去年の秋から言ってきた競争というのが伝わっているのかなと感じた」。今キャンプは実戦練習を前倒しし、第1クール最終日の3日にはA組の全投手に打撃投手としての登板を課している。それだけに、投手陣の仕上がりの早さは新監督に頼もしく映ったようだ。

 若手だけでなく、エースの調整もすこぶる順調だ。3年ぶりにキャンプ初日のブルペンで投げたB組の千賀は、座った捕手に35球。「キャッチボールの延長線上みたいな感じ」ながら140キロ台中盤の速球を投げ込んだ。

 昨年は両ふくらはぎに不安を抱え、キャンプを通してリハビリ組。2020年は右ふくらはぎの張りで初日から別メニューでの調整を強いられた。「(初日に)みんなと一緒にランニング場に行ったのが3年ぶりというびっくりする数字が出たので、僕も驚きました」とおどけながら「順調だと思います」と充実感を漂わせた。

 同じB組メンバーでは40歳の和田、左肘故障に泣いた昨季からの名誉挽回を図る森、さらに東浜、石川ら中堅やベテランの主力もブルペン入り。昨季の疲労も考慮され「マイペース調整」も認められている選手たちも、心配無用と言わんばかりに腕を振った。

 「第3クールから(実戦に)入ってきてくれたらいいよと言っているのに、ちょっと急ぎすぎかな。そのためにB組に置いているのに、と思ったりもする」。藤本監督は苦笑いを浮かべながらも「和田とか千賀とかが入ったんだったら、若い選手も引き締まるよね」と、その心意気は大歓迎だ。まだキャンプは初日ながら、熱気にあふれたサバイバルは激しさを増しそうな気配だ。(長浜幸治)

3年前はA組11投手が「全員集合!!」

 2018年春季キャンプ初日は、A組の11人が全員ブルペン入り。最初に入ったバンデンハークが43球を投げたほか、球数は和田42、中田44、岩崎28、武田31、森44、東浜42、飯田34、嘉弥真35、千賀41、石川33。工藤監督は「予想以上。みんな(捕手を)座らせているね」とご満悦。同年はリーグ2位ながらCSで1位の西武を破り、日本シリーズでは広島を破って2年連続日本一に輝いた。

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