Jリーグ移籍事情 J1鳥栖の藤田が7年ぶり復帰を決意するまで

西日本スポーツ 向吉 三郎

 J1サガン鳥栖は17日、ホームの駅前不動産スタジアムでの練習を一部公開し、藤田直之主将(34)らが汗を流した。7年ぶりにチームに復帰した藤田はアウェーの広島で迎える19日の開幕戦に「人一倍、思いは強いつもりでいます」と実感を込める。愛着あるクラブに戻った心境を聞いた。(向吉三郎)

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 ホームのピッチに立った藤田は「懐かしい感覚」と感慨を込めた。「移籍したときから戻ってきたいと思っていたし、ずっと応援していた」というクラブに復帰して、いよいよ開幕を迎える。

 神戸で3年、C大阪で3年。離れていた間の鳥栖の6年間を「本当に激動でしたね」と振り返る。昨季7位の主力の多くが抜けた今季、復帰のオファーを受けた。ただ、愛着あるクラブでも移籍は容易ではない。福岡県出身。「家では博多弁」という子どもたちは「学校で関西弁を話していたようで」と笑う。「移籍によくあることで、自分はよくても家族の環境もある。反対すると思ったけど、すんなり受け入れてくれた」。残留で「話が進んでいた」という中での移籍を家族が後押ししてくれた。

 2010年に福岡大から鳥栖に加入。2年目にはキャプテンマークを巻いて初のJ1昇格に貢献した。16年に神戸に移籍するまで主将としてチームを統率。34歳になったボランチは7年ぶりに復帰した今季も主将を任されることが決まった。川井監督は「経験もあり、人間性もいい。彼を慕う選手、スタッフは多い。彼のプレーをみても一番いいと思った」と全幅の信頼を置く。

 昨季もリーグ戦31試合に出場。「試合の流れを読む力、チームのバランスを整えるところで長くやってきた。そこは経験とともにより磨きがかかっている。出ている選手たちの能力の最大値を引き出したい」。頼れるキャプテンが帰ってきた。

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