逆転勝ちの修猷館 自力でつかんだ選抜出場 全九州高校新人ラグビー

西日本スポーツ 前田 泰子

 第44回全九州高校新人ラグビー大会は20日、熊本市の熊本県民総合運動公園で2回戦4試合を行い、福岡県屈指の進学校の修猷館が高鍋(宮崎)に21-14で逆転勝ちし、2008年以来14年ぶり2度目の全国高校選抜大会(3月開催、埼玉県熊谷市)出場を決めた。全国高校大会4強の東福岡は長崎北陽台を27-0で破った。大分東明は加治木工(鹿児島)を85-0、佐賀工は名護(沖縄)に58-5で快勝した。4強と2回戦で敗れた4校による22日の代表決定戦に勝った2校が全国高校選抜大会に出場。なお新型コロナウイルス感染拡大を受け、準決勝以降は実施しない。

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 修猷館が新たな扉を開いた。花園常連の高鍋に競り勝って4強入り。選抜大会には14年前、大会実行委員会推薦の「チャレンジ枠」で初出場したが、今度は実力で進出だ。「現チームが始まった時、全国に行こうというのがみんなの目標でした」とSO島田主将(2年)は胸を張った。

 伝統の「泥くさく」を全員で体現した。風下の前半、リードを許したが7点差で踏ん張る。後半は最初の5分で2トライ2ゴールを決めて逆転。終盤は自陣ゴールライン際でピンチの連続だったが、低いタックルを徹底して粘り強く守り切った。「最後は気持ちでしたね」と真鍋監督は伝統を貫いた選手をたたえた。

 1925年に創部し、全国高校大会に8度出場したが、77年度を最後に遠ざかっている。そんな古豪をOBらは強力にバックアップした。2年前には人工芝のグラウンドが完成し、照明施設も設置。さらにOBでもある真鍋監督と同期で、九州電力の監督も務めた川崎コーチが加入した。真鍋監督は「コーチの指導で、伝統に新しいシステムが入ることでチームがいい方向へいった」と手応えを感じている。

 県内トップクラスの進学校でラグビー部員もほとんどが国公立大へ進学。島田主将は「学校行事が充実しているし、文武両道で頑張りたかった」と修猷館を選んだ。次の舞台は念願の全国大会。「自分たちのラグビーをしていろんなことを学びたい」と島田主将。熊谷の地でさらなるステップアップを目指す。(前田泰子)

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