卒業するはるたんの「魂」、みんなで受け継ごう HKT48月イチ報告㊦

西日本新聞 古川 泰裕

 2022年1月の活動を中心に振り返るオンライン座談会、話題は2期生の秋吉優花(21)と4期生の堺萌香(23)が出演した舞台へ。ダブルキャスト方式で同じ役を演じた2人が互いの演技の印象を打ち明ける。演劇への挑戦が続く3期生の山内祐奈(22)も意気込みを語る。最後は卒業を控える上野遥(22)へのメッセージ。5期生・栗山梨奈(21)が語る「劇場の女神」との思い出は-。(古川泰裕)※取材は2月9日

 -1月11日から秋吉さんと堺さんが舞台「こりゃもてんばい」に出演した。

 「客席と近かったんですけど、照明的に(お客さんの)顔は全然見えなかった。最後のあいさつの時に明るくなって、やっと顔が見えるっていう感じでした。近すぎて目線を感じて緊張するかなって思っていたけど、意外と目が合うこともなく、落ち着いて最初から最後までできていましたね」

 秋吉「距離が近すぎて、カーテンコールの時にお辞儀している自分の頭と、最前のお客さんの頭がくっつくんじゃないかって思ったくらい。細かい表情も見やすかったんじゃないかなって思います」

 「舞台ではあるんですけど、どっちかっていうと映像寄りな演技、みたいな感じだったので『※劇はじ』の時にいろいろ気を付けていたことが、ちょっとは役に立ったんじゃないかなって思います」

 ※HKT48メンバーが製作から出演まで担ったオンライン演劇企画「HKT48、劇団はじめます。」

 -内容的にも少し「大人」だった。

 「そうですね。まあ『ホテルでイカゲーム』とか…」

 秋吉「確かにねえ」

 「ファンの人はどう思うのかなって」

「こりゃもてんばい」から秋吉の熱演

 -舞台はダブルキャスト。秋吉さんと堺さんは「兄弟が多い」という作品で同じ役を演じた。

 秋吉「はい、お兄ちゃんがいっぱい」

 「いっぱいいます」

 秋吉「(公演の)リポートで『本当にそういう人かと思ってしまった』っていうのがけっこうあって、なんかちょっと嫌だけど、俳優としてはというか、お芝居としては良かったのかなって思いました」

 -お互いの演技はどう見た?

 秋吉「同じ演目がけっこう全然違うキャラというか…。でもお互い寄せにいこうとはしていないし、ダブルキャストの面白いところだなって思いました。人間性とかキャラクターも全然違っていたなって思いました」

 「最初に『やってみて』って言われた時、一緒にいたんですよ。交互にやるってなって、自分が思っていたのと優花ちゃんがやっていたのが、解釈の違いとかもあって、全然違ったんですよ。そのとき、良くない意味で影響されそうになっちゃって。私はそういうふうには捉えなかったけど、それを見て確かにそっちもあるなって考えたら、自分の中でいろいろぶれちゃいそうになって。でも演出家の方が、自分でいい、自分だったらっていうのを大切に演出をしてくれたので、余計なことを考えずに『優花ちゃんの方が絶対にいいから、自分もそうしなきゃ…』みたいなことは全くなく、ちゃんと自分だったらどうしようって考えてできたと思います」

「こりゃもてんばい」での堺の演技

 -男性に問い詰められ、ごまかすトーンが違った。

 秋吉「オイモチャンの方がけっこうドライな感じ。私の方はどんな感じだったんですかね。私は(豊永)阿紀ちゃんとか仲のいいメンバーといるとき、甘えている自分ってどんなだろうって想像しながら、そういうのをうかがわせつつ、やっていたって感じです。自分の引き出しから」

 -堺さんはあまりトーンが上下しない印象。

 「そうですね。あまり相手の人をめっちゃ好きっていうより、自分に都合がいい人だから近くに置いているって感じ。普段、あまり『よしよし』ってしないけど、相手が『あっ』ってなったときは、ちょっと餌をあげるじゃないけど、そういう方法で自分のところに引き留めておく、みたいな感じの人でしたね」

 秋吉「相手役の人が『オイモチャンとやる時、心が折れそう』って言っていました。ドライすぎて(笑)」

 -秋吉さんの方は、より適当というか、その場しのぎという印象が強かった。

 秋吉「(相手の人物が)何でも許してくれるから、言っておけばいいだろう、みたいな感じを出すのを意識しました」

 やりたい演技ができる場所だった

 -堺さんにとって、オンライン演劇を除けば、初めてに近い舞台の仕事だった。

 「(博多座での『仁義なき戦い』など)何回かはあったんですけど、少しだったので。しかも48グループ以外の方とやるのはほとんど初めてだったので、稽古期間は緊張していました」

 秋吉「48グループにいるとメンバーと一緒に出ることが圧倒的に多かったから。今回の現場はけっこう特殊で、芸人さんとかタレントさんとか、役者一本の人よりいろんな方面からキャストが集まっていたから、いろんな考え方とかも知ることができて面白かったです」

 「あと、皆さんお話しするのが上手なので、みんなが仲良くなるのが早かったと思います」

 秋吉「めっちゃ仲良かったよね。Aキャスト、Bキャスト関係なく」

 -違うアイドルグループのメンバーとも共演した。

 「確かに」

 秋吉「共演することも珍しいというか、お芝居で共演するのもレアケースでしたね」

 -また一つ、勉強になったのでは。

 秋吉「演出の方が、すごく丁寧に教えてくれた。一つ一つのセリフの言い方とか、これからもしお芝居をする機会があったら役に立つことを教えてくれた。終わってからもキャストの皆さんが仲がいいというか。私とオイモがインスタライブとか『SHOWROOM』をしていたらめちゃくちゃコメントしてくれるし、とにかく温かい座組でしたね。またご一緒したいなと思うので、頑張ろうって思います」

 「私がやりたい演技ができる場所だったというか。演技をしていると、けっこう自分で感情を自家発電しちゃうというか。なんだろう、自分の中から感情を起こしてしゃべってしまいがちなんですけど、ちゃんと相手のせりふも聞いて、反応の仕方や、こうすると自然だけど、自分の中で感情を起こしてやると不自然だよね、みたいなことをたくさん教えてもらった。確かに、って納得する部分もたくさんあって、そういうことをたくさん吸収できたので、今後またお芝居をする機会があったら生かしていきたいなと思いました」

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