東京五輪代表・児玉芽生とのパリ「共演」誓うハードラー鎌田咲季 福岡県支援事業でアスリート社員に

西日本スポーツ 松田 達也

 陸上女子100メートル障害の鎌田咲季(24)=北九州市出身=は、2024年パリ五輪を見据えるハードラーだ。福岡県の福岡アスリート応援企業支援事業を通じて、昨春に建築資材の販売・レンタルなどを行う「グリーンクロス」(福岡市)にアスリート社員として入社し、地元で仕事と練習を両立している。東京五輪同400メートルリレー代表の児玉芽生(22)=大分県臼杵市出身=は福岡大の2学年後輩。パリでの“共演”も見据えて、まずは6月の日本選手権での表彰台を目標に掲げる。

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 福岡からパリ五輪への道を突き進んでいる。地元福岡で競技と仕事を両立する鎌田は、女子100メートル障害で2年後の大舞台を見据える。「今はいいバランスで練習に取り組めている。ありがたい環境です」。社会人1年生の表情が輝いた。

 北九州市の高須中で陸上競技を始めた。ハードル競技は専門としていた顧問に勧められ、中2から本格的に挑戦。「足が速い人が必ず勝てるわけではない。自分の得意なハードリング技術を磨けば勝負できる。そこは魅力」と笑った。

 福岡大では陸上競技部の副主将も務め、2020年に卒業。整形外科のリハビリ助手として働いていたが、福岡県の福岡アスリート応援企業支援事業を知って応募。同事業のマッチングイベントを通じて、昨春に「グリーンクロス」にアスリート社員として入社した。

 「自分の実績では全国版(の支援事業)は難しいと思っていた。地元で競技に取り組みたかったので、アスリート社員のような道を探していた」。現在は広報担当として福岡市内の本社で週3日勤務。それ以外の時間は母校の高稜高で生徒に交じって練習する日々だ。

 練習環境が整ったこともあり、昨年8月から9月にかけて100メートル障害の自己ベストを3度も更新。トラックレースが本格化する今春は、現在の13秒39からさらなるタイム向上を目指す。当面の目標タイムは13秒1台に設定した。

 現在の日本記録は寺田明日香(ジャパンクリエイト)の12秒87。鎌田も段階的にステップアップするつもりだ。「冬場は股関節の強化など、地道な練習を継続した。動画を見て以前のフォームと比べたら、改善されたと感じる。手応えはあります」とうなずく。

 東京五輪に出場した児玉は福岡大の2学年後輩で、大学時代は筋力トレーニングに一緒に取り組んだ。「応援したい気持ち、悔しさ、『私もやってやる』とかいろんな感情があった」。後輩とともにパリ五輪ではばたくため、まずは6月の日本選手権で表彰台を目指す。(松田達也)

 ◆鎌田咲季(かまだ・さき)1997年5月18日生まれ。北九州市出身。高須中で陸上を始め、中2からハードル競技を始める。福岡・高稜高、福岡大などを経て2021年4月にグリーンクロスに入社。100メートル障害の自己ベストは13秒39。

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