J1福岡、田中達也の「ただいま弾」で公式戦初勝利 胸のエンブレムに思い込めた

西日本スポーツ 向吉 三郎

 ◆JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第2節 福岡1-0FC東京(2日、ベスト電器スタジアム)

 D組のアビスパ福岡はホームでFC東京に1-0で勝利し、今季の公式戦初白星を挙げた。前半22分に田中達也(29)が移籍後初ゴールとなる先制点を奪い、守備陣が無失点に封じた。C組のサガン鳥栖は京都に1-2で敗れた。A組の大分トリニータはG大阪と2-2で引き分けた。

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 アビスパを今季の公式戦初勝利に導いたのは本拠地初先発のスピードスターだった。前半22分、左サイドの輪湖からのクロスはフアンマの頭を通り抜けた。わずかにため息が漏れたスタジアムがどよめく。「ああいうところに走り込むことを意識している」。田中がゴール前に縦に入り、胸でトラップ。そのまま右足で蹴り込んだ。

 「ここまで(公式戦)3試合、なかなか勝てずに、このチームに貢献したいと思う気持ちが強くなっていた」。背番号39を背負ったMFはアビスパのエンブレムをたたいて喜びを表現した。

 新加入の田中は福岡の下部組織出身。プロ8年目にして初めて、念願だったアビスパのトップチームのユニホームに袖を通した。1-3で敗れた前節のルヴァン・カップの湘南戦で移籍後初先発。「セカンドボールの奪い合いが足りなかったと思った。きょうは負けなかった」と長谷部アビスパで最も大切な戦う姿勢を体現してみせた。

 チームにとっても結果が欲しい一戦だった。リーグ戦は、開幕から前線で相手に圧力をかけて一気に攻撃に転じる福岡らしい戦いで「強さ」をアピールした。ただ、勝ち星には恵まれずに2試合連続で引き分けた。

 リーグ戦とは陣容を替えて臨むカップ戦。湘南戦で苦杯をなめた新加入のセンターバック熊本と井上、2年目のボランチ森山も粘り強い守備で奮闘した。「全員がそういう思いで戦ってくれればいい結果が出る」と長谷部監督はうなずく。ベスト4以上を目指すカップ戦。さらに、再びホームで迎える6日の札幌とのリーグ戦に勢いをつける白星になった。(向吉三郎)

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