最後に「めるみお」復活 いってらっしゃい「博多の太陽」、HKT48田島芽瑠が卒業公演

西日本新聞 古川 泰裕

 HKT48の1stシングルでセンターを務めるなど、グループの最前線で活躍し続けた2期生・田島芽瑠(22)が14日、福岡市の「西日本シティ銀行 HKT48劇場」で卒業公演を行った。フィナーレに卒業生で同期の朝長美桜(23)がまさかの登場、グループ初期を彩った「めるみお」を復活させ、盟友のアイドル人生の最終章に花を添えた。

 数日前からツイッターでファンとメンバーが「#田島芽瑠との思い出」というハッシュタグを設け、過去を振り返って投稿する「お膳立て」もあり、約1カ月ぶりに公演が開かれた劇場は序盤から熱気たっぷり。主役は、客席を埋めたトレードカラーの真っ赤なハッピを満面の笑みで見守りながら、躍動感たっぷりに舞った。

 「リセットして、また振り出しへ-」

 春からは故郷である福岡を離れ、東京を拠点に本格的に俳優の道を歩きだす。耳慣れたはずの「RESET」の歌詞が、自身の決意にも似た意味を伴い、劇場に響き渡った。

 「ここで歌って踊るのが最後なんて信じられない。私のアイドル姿を目に焼き付けてください!」

 序盤からチームHキャプテンの松岡菜摘や仲の良い村川緋杏、5期生の後輩たちが涙を見せる中、ユニット曲では田中美久と村川と「心の端のソファー」を披露。「引っ越しました」を歌いながら、「旅立ちを実感した」と目を潤ませた。

ほほ笑みながら村川緋杏(左)、田中美久(右)と「心の端のソファー」を歌う

「さしこちゃんがいなければ私はここにはいない」

 アンコールでは、真っ赤なドレスにお色直し。自身がセンターを務めてきた11の曲名が書かれたリボンを翻して「SNS WORLD」や「スキ!スキ!スキップ!」「メロンジュース」など5曲をメドレーで披露した。

 最後のスピーチでは、スタッフや家族ら多くの支えに感謝を伝え、「さしこちゃんがいなければ私はここにはいない」と大先輩の指原莉乃にも思いを伝えた。

 ファンには長い時間をかけて感謝の言葉を紡いだ。「こうして胸を張って夢を語ることも一歩を進み出すことができたのも、皆さんのおかげです。こうして笑顔で楽しく卒業公演を迎えられて幸せ。私を見つけてくれて、好きになってくれて、一緒に闘ってくれて、一緒に泣いて、どんな時も好きって言ってくれてありがとう」

 数々のセンター曲を残していく後輩たちには強い言葉でエールを送った。「選ばれなくて当然、なんて人間はいない。諦めなければ絶対に報われる日が来る。それを乗り越えられるかどうかは自分次第。私もHKT48を見て頑張ろうと思いたいし、逆に私を見て頑張ってもらいたいし、そういう関係でいたい」

 「最後はこの曲で終わりたいと思います。たくさんの愛と感謝を込めて歌います。10年間、ありがとうございました!」。同期でチームKⅣの渕上舞も交えて「桜、みんなで食べた」が始まった。

 曲の途中にはサプライズも。この曲でともにセンターに立った卒業生の朝長美桜が登場、久々に復活した「めるみお」コンビで締めくくった。

 「これからも皆さんが信じてくれた田島芽瑠でありたいですし、好きになってくれた田島芽瑠であれるように頑張ります」

 朝長から手渡された花束を手に、笑顔で手を振った。脚光、挫折、そして復活。9年半のアイドル人生を走りきった「博多の太陽」は、仲間たちの笑顔と涙に背中を押され、慣れ親しんだステージを巣立った。

 (古川泰裕)

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