鳥栖U-18、桁違いの強さ見せた初V サニックス杯ユースサッカー

西日本スポーツ 向吉 三郎

 サッカーのサニックス杯ユース大会2022(西日本新聞社など後援)最終日は20日、福岡県宗像市のグローバルアリーナで順位決定戦があり、J1クラブの下部組織同士の顔合わせとなった優勝決定戦は、鳥栖U-18(18歳以下)が広島ユースを6-1で圧倒し、初優勝を飾った。トップチームに2種登録され、ルヴァンカップでJリーグのピッチも経験する鳥栖U-18の坂井駿也がハットトリックを達成した。

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 トップチームを見ているかのようなテンポのいいパスワークから次々にゴールが決まった。鳥栖U-18が前回覇者の広島ユースを圧倒。「いい(試合の)入りができて自分も3得点できた。みんなに感謝しかない」。ハットトリックを達成した坂井が胸を張った。

 キックオフと同時に出足の速いプレッシャーで襲いかかり、前半1分に先制。同10分には坂井が右足で鮮やかに決めた。流動的にポジションを変えていくスタイルもトップチーム譲りで、坂井と楢原らが立ち位置を頻繁に変えた。坂井はボランチの位置から前線に顔を出して後半に2得点。楢原も1ゴール1アシストと活躍した。

 司令塔として存在感を示し、大会最優秀選手に輝いた主将の福井と坂井、楢原は今季のルヴァンカップでいずれも2試合に出場。2戦連続で先発した福井はプロ契約を勝ち取った。「慌てずにコツコツと日々の練習をやって、自分もプロ契約をすることが一番」と楢原は意欲を見せる。

 下部組織出身の1学年上の先輩には最年少でJ1リーグ戦50試合出場を達成した中野伸もいるなど、身近な存在が個の成長を促し、U-18も強くする。「(J1)リーグ戦に一人でも多くの選手が出られるようにしたい」。田中監督が語る今季の目標は“育成型クラブ”としてぶれがない。

 高校世代最高峰のプレミアリーグ西地区の昨年度王者だった広島ユースを圧倒した強さは桁違い。「プレミアは3位以上を目指していたけど、優勝を狙って戦いたい」と福井はターゲットを“上方修正”。結果と育成という難しい目標を並行して追うことも、このチームなら夢ではないだろう。(向吉三郎)

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