バタバタ配信、これから…今田美奈が語る「卒業」 HKT48月イチ報告㊤

西日本新聞 古川 泰裕

 春の訪れとともに、巣立ちの季節を迎えたHKT48。3月25日に1期生の熊沢世莉奈(24)、29日に5期生の水上凜巳花(18)、4月4日に1期生の今田美奈(25)の卒業公演が控える。切ない別れの一方で、6期生のオーディションは着実に進み、4月からは全国ツアーも始まる。旅立ちを決意した今田を囲みながら、2期生の神志那結衣(24)、3期生の荒巻美咲(21)、ドラフト2期生の村川緋杏(22)が活動を振り返る。 (古川泰裕)※取材は3月8日

 -2月25日に今田さんが卒業を発表しました。

 今田「卒業します。はい」

 -卒業まで1カ月を切りましたね。

 今田「1カ月ですね、あと。すいません、ベイくんがちょっと…」

 ※今田の愛犬、ゴールデンレトリバーのベイくんが鼻先だけ登場

 村川「かわいい!」

 今田「もともと劇場公演で発表する予定だったけど、公演が立て続けに中止とか延期になって…。予定していたタイミングで発表していれば卒業まで2カ月くらいはあったんですけど、どっちにしろそこで発表していても活動はほとんどできていなかった。でもやっぱり、卒業発表してからあと2週間しかない、というのは10年やってきてファンの皆さんに申し訳ないと思ったので、配信の場をバタバタでつくってもらって。フラグ立ちまくりの卒業発表でしたね(笑)」

 村川「確かに。あれはフラグが立ちまくっていましたね(笑)」

 -こちらも予感はありました。

 今田「公演で絶対に卒業発表したいというこだわりはなくて。(新型コロナウイルス禍で)もうここまで来たら『生誕祭の中に通常公演がある』っていうファンの声もあったんですよ。卒業発表するってなったら、ファンの人の反応をめっちゃ見るから(笑)。じゃあもう、通常公演ができないなら配信で同期に見守られながら穏やかに発表した方がいいのかなと思って。最初は他のメンバーにいてもらうことも考えたけど、やっぱり1期で…。フラグが立っても、それはそれで。こういう場もなかなかないし、人数も多い中ではできないから、少人数に絞ってって考えたら1期生がちょうどいいんじゃないかと思って(笑)。他の期の子も呼びたい気持ちはあったけど、私が絞れないから。フラグが立ってもいいやって覚悟はありました」

 村川「強行突破でしたね」

 今田「強行突破だし、それを楽しんじゃっている自分がいた。引用リツイートを見まくって『誰が卒業発表するんだ?』みたいな。それを楽しんでいた」

 -私もファンの人に「あの日の公演は卒業発表があるかもしれないから取材に行った方がいい」と助言をもらうことも。

 今田「ドキドキさせながら見てもらうのも若干申し訳ない気持ちもあったし…。だから複雑なんですよ。卒業発表するメンバーの気持ちがやっと分かったというか。それならもう配信で『発表があるんじゃないか』っていう気持ちがあった上だと、もっとみんなが穏やかに見ることができて、私自身も安心して発表できるかなって。そう選ばざるを得なかったわけですけど、そうして良かったなと思います」

 -緊張しましたか?

 今田「ああ、でも長縄跳びとかしたんですよ。めっちゃゲームもしたから、本当に卒業発表するのかなっていう気持ちで。私よりも周りの1期生の方が緊張していました。表情から読み取られたらなんか嫌だし、気を抜かないようにはしていたけど…。ファンの人の中では『誰が発表するんだろう?』ゲームみたいになっていた(笑)」

 村川「確かに。絶対に発表するけど、誰だろうって(笑)」

 今田「でも10年もやっていれば、誰にでも可能性があるじゃないですか。だから多分、ばれない人にはばれないだろうなって。そういう思いの中で配信していたから、そんなに緊張はしなかったですね」

 -公演だと緊張していたかも。

 今田「ああ、そうです。私、公演じゃ耐えられていなかったかもと思いました。MCでしゃべれなくなるから、公演じゃ表情に出まくっていた。ずっと真顔で踊っていたと思う」

 10周年を終えて、けっこう強いかも

 -後輩メンバーはどう思っていたんですか?

 村川「10年って節目すぎて。ちょうどいい節目なので、絶対に1期生さんがバタバタといなくなっていくんだろうな…っていうタイミングで『1期生緊急生配信』。絶対誰か辞めるやんって(笑)」

 神志那「公演のタイミングがないから、どうしても配信とかっていう形になっちゃうだろうなって思っていた。だから1期生さんの配信があるって聞いて『あるだろうな』って思っていました」

 荒巻「『誰か』までは予想できなかったけど、誰かしら(卒業を)発表はするのかなって思って。配信が終わって、マネジャーさんから『発表しました』って連絡があって、ああ、やっぱりそうなのかって、悲しい気持ちになりました」

 今田「コンサートツアーのリハーサルがあったんですけど、その時に私はいなかったんですよ。出ないから。メンバーは何人か察しているんだろうなあと。察しているメンバーもいただろうし、『別の仕事でいない体(てい)にしてください』って言ってリハはいなかったです(笑)。個人的には伝えていなくても、私も逆の立場なら察していると思うし。緊張というより、察しているかどうかに重きを置いたらけっこうバレバレではあっただろうけど、まあそれでもいいかなって」

 -この春というタイミングの意味は?

 今田「まあ10年もやっているので5年くらい前から考えていたし、同期や後輩を見送ってきたし、自分もいつか考えないといけないと思っていた。春になった理由はこれといってないんですけど、年齢的にも25歳になるタイミングでいいなと思っていた。絶対にここでしたかったっていうわけではないんですけど、きりもいいし、このタイミングで良かったなって思います」

 村川「春の別れって切ない。胸の苦しさが何倍にもなります」

 -10周年を終えて最初の春。

 今田「10周年を終えてっていうのが、けっこう強いかもです。春というより10周年を終えての、また新しい年っていう、そのタイミングの方が大きいかもしれないです」

 -今後の活動方針は?

 今田「もう25歳なので…10年アイドルをして、いろいろあったけど、その分見ていない景色の方が一般社会に出たら大きいんだろうなって、周囲の友達を見ていて思う。そういうのも、ちょっと経験してみないといけないなっていうのもあります。ずっとアイドルではいられないので」

今田の愛犬、ベイくんが乱入

 -バックパッカーで世界中を巡っていそうです。

 今田「でもSNSとかは続けたいと思っているので…あ、ごめんなさい」

 ※愛犬ベイくんが再び登場

 神志那「ベイくーん!」

 村川「Zoomならでは。大きい!」

 -ベイくん、大きくなりましたね。

 今田「(ベイくんをなでながら)42キロです」

 神志那「かわいいー! 心配してきてくれたんだ」

 荒巻「かわいいー」

 村川「かわいすぎる」

 -ベイくんを直接取材できなかったのは心残りです。

 今田「卒業が決まってからメンバーに『ベイくんに会いたい』って、めっちゃ言われる(笑)。しなもん(下野由貴)しか会ったことがないから」

 -まだ25歳だし何でもできると思いますよ。

 今田「いろいろ経験したいなっていうのはあります」

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