J1鳥栖OBが普及に取り組む環境と人に優しい人工芝 「プロの経験生かしたい」元GKの赤星拓さん

西日本スポーツ 松田 達也

 J1サガン鳥栖でGKとして活躍し、2018年限りで現役引退した赤星拓さん(37)=福岡市出身=が新たな人工芝「RET」(リタエコロジーターフ)の普及に取り組んでいる。Jリーガーでは異例ともいえるセカンドキャリアについて「自分の経験を生かして進めたい」と笑顔で話した。

 福岡大から07年に当時J2の鳥栖に入団し、Jリーグ通算145試合に出場。明るい性格でもサポーターに親しまれた。引退後は会社員などを経験し、昨年5月に佐賀県大町町にスポーツマーケティング会社「SSB」を設立し、スポーツ環境の普及や人材育成などに取り組んできた。

 「RET」はスポーツ環境の整備などに取り組む「リタジャパン」(東京)と協力して開発。重金属を含む素材や合成ゴムなどを使用しておらず、アレルギー対策にも有効な人工芝だという。独自の放射熱技術と通気性のいい素材の採用で高温になりにくく、環境の負荷も軽減できるという。

 既に関東地方のサッカークラブのコートに使用されており、九州では北九州市の児童施設やドッグランなどが導入。スポーツモデルに加え、幼稚園の園庭などに適したキッズモデルもあり、「スポーツを楽しむだけでなく、外で遊ぶ喜びを感じてもらうことにもつながれば」と話す。

 赤星さんは「RET」の設計や改良にアドバイスをしており、設置時の立ち会いも行う。「プロのアスリートだった自分の経験を生かし、新たなビジネススタイルを確立したい。生まれ育った九州で安全、安心なスポーツと遊びの環境をつくりたい」。3月には福岡市に事務所を設け、九州での広がりを目指している。(松田達也)

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