5月末で活動休止の宗像サニックス「28年間ありがとうございます」「何とか残って」 劇的逆転のホーム最終戦後に交錯した感情

西日本スポーツ

 今季を終える5月末で活動を休止するラグビー・リーグワン3部の宗像サニックスブルース(福岡県宗像市)が3日、リーグ戦のホーム最終戦を40-38の逆転勝利で飾った。熱戦が繰り広げられた本拠地のグローバルアリーナ(同)では、長年チームを応援してきた観客から大きな歓声が上がり、応援団の大漁旗がはためいた。

 試合は前半、サニックスが清水建設江東ブルーシャークスに9-24と差をつけられたが、後半9分から3連続でトライ、ゴールを決めて逆転に成功。そのまま追いすがる相手チームを振り切って勝利した。2月12日の前回対戦では19-26で敗れた相手に執念でひっくり返した。

 試合後、FB屋宜ベンジャミンレイ主将が「28年間の応援ありがとうございます。残り1試合、最後まで全力で戦います」と観客へあいさつ。背中に「サニックス劇場」の刺しゅうが入った法被を着た宗像市の助産師藤井紗也さん(28)は「素晴らしい試合だった。チーム存続の署名活動もした。何とか宗像に残ってほしい」と願っていた。

 チームは、1994年に「サニックスラグビー部」として発足し、2014年に現チーム名に。地域密着を掲げ、選手は市内の各種イベントにも積極的に参加してきた。母体のサニックスの業績悪化などからチームの活動休止が決まったが、河野克也副市長は「これまでのまちづくりへの協力に感謝したい」と話した。

 サニックスは現在リーグ戦3位。最終戦で順位を上げた場合、順位決定戦がホームで行われる可能性もある。(床波昌雄)

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