日本ハンドボール革命!2年後プロ化へ、専業か兼業選択制、チケット販売一括管理…構想

西日本スポーツ 松田 達也

 日本ハンドボールリーグは、将来的なプロ化に向けて2024年2月に新リーグの創設を目指している。昨年4月に就任した葦原一正代表理事(44)は「次世代型プロリーグ構想」を打ち出し、競技の普及や発展、リーグの運営について改革を推進。プロ野球やバスケットボール・Bリーグで働いた実績がある葦原氏は、従来のプロスポーツとは異なる方式で、競技の認知度アップを狙う。

   ◇   ◇

 葦原代表理事はプロ野球のオリックス、DeNAで球団職員として働き、バスケットボールのBリーグの立ち上げにも中心的に関わった。昨年4月に現職に就任。選手やチーム、関係者へのヒアリングを重ねてそれぞれの意向を確かめ、同年12月に構想を発表した。

 「ハンドボールは新しいリーグのモデルを取り入れていきたい。野球やバスケットと同じでなくてもいいし、(規模が)小さいなりのやり方がある」。特徴はチケット販売や営業などを各チームが行わず、リーグが一括して管理する点だ。

 選手の契約形態についても専業のプロ、社業と競技を並行する兼業のプロを選択できる仕組みを目指す。葦原代表理事は「サラリーマンも副業、兼業の時代。選手は『デュアルキャリア』(競技と仕事など二つのキャリアを並行しながらの活動)で構わないし、新たなアスリート像を展開したい」と説明する。

 葦原代表理事はプロ化を進める狙いとして、各種競技の実業団チームの廃部などが続いていることも要因の一つに挙げた。「コロナ禍もあり、会社の業績が落ちるなどの理由で廃部になるリスクもある。日本のスポーツが実業団で成り立ってきた素晴らしい歴史はあるが、新たなビジネスモデルを取り入れていくことも大事」と強調する。

 現状の日本ハンドボールリーグは男子が11チーム、女子が10チーム。3月末にはプレーオフがあり、男子は豊田合成、女子は北国銀行が優勝した。九州には女子の強豪のオムロン(熊本県山鹿市)、男子も選手が農業に取り組むゴールデンウルヴス福岡などがある。今後は新リーグへの参入の意思を示すチームに対し、1500人以上を収容できる優先利用可能なアリーナの確保などの要件を審査。7月に結果を発表する予定だったが、コロナ禍の影響もあり、10月に延期となった。

 葦原代表理事は「派手に始まるリーグではないかもしれないが、基盤を整え、売り上げと支出が整った形にしたい」と見通しを示した。(松田達也)

PR

スポーツ アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング