北九大・木村 ヤクルト村上の言葉胸に狙う17年ぶり春王者 九州六大学野球9日開幕

西日本スポーツ 前田 泰子

 九州六大学野球の春季リーグ戦(西日本新聞社など後援)は9日、福岡県の久留米市野球場で開幕する。2季連続リーグ優勝を目指す北九大だが、春のリーグ戦の優勝は2005年以来遠ざかる。昨秋のリーグ戦で本塁打王と打点王の2冠に輝いた4番木村颯(4年・九州学院)がチームをけん引。昨秋2勝をマークした生田惇一郎(3年・大津)が投手陣の軸となる。順位は勝率で決定。優勝チームは全日本大学野球選手権(6月6日開幕、神宮など)へ出場する。

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 北九大の不動の4番だ。昨年は春、秋ともリーグ戦で3本ずつ本塁打を放ち2季連続の本塁打王。秋は打点王も獲得した。木村は「タイトルを取れたのはうれしかったけど、打率に課題が残った。春は(打率)3割以上打ちたい」と満足することはない。今季は「いい打者がそろっているので、ほかの選手に任せるつもりで」と長打を狙わずコンパクトな打撃を目指す。

 春の目標は「チームの勝利を優先し、勝ちに貢献する」こと。これは九州学院高時代の1学年先輩だった村上宗隆(ヤクルト)の言葉でもある。同高時代の木村は1年秋からレギュラー入りし、打順は4~6番を任された。3番の村上と中軸に座ったこともある。

 「宗さん(村上)は練習に対する熱量がすごかった。全てで一番だった」。プロで活躍し昨年の東京五輪金メダリストにもなった先輩のことを思い返す。高校時代の村上がいつも言っていたのが「チームが勝てればいい」。先輩の言葉を今でも胸に刻み「打撃、守備で勝利につながる結果を出したい」と誓う。

 北九大は2016年秋から昨秋までで3度リーグ優勝をしているが、全て秋の優勝。九州大学選手権で敗れ、明治神宮大会へ進めなかった。昨年は決勝で九産大に0-4と零封された。「昨年1年間で一番悔しい試合。全国大会に行きたかった」と木村は全員の思いを代弁。全国大会への思いは一層強くなった。

 リーグ優勝すれば全国大会へ進める春のリーグ戦の優勝は、05年以来ない。木村にとって大学最後の春。「昨秋の優勝を忘れてチャレンジャーとして戦うと同時に、秋に優勝したプライドと自信を持って挑みたい」。見据えるのは17年ぶりの春の王者しかない。(前田泰子)

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 ◆木村颯(きむら・そう)2000年9月21日生まれ。熊本市出身。小学4年生から「田迎南小野球部」で野球を始める。託麻中では軟式野球部に所属。九州学院高では1年秋からレギュラー入りし中軸を任される。大学入学後は1年春からリーグ戦に出場。リーグ戦通算本塁打7本。182センチ、95キロ。右投げ右打ち。

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