陸上界の逸材アツオビンが狙う日本人未到達の大記録

西日本スポーツ

 15~17日に神奈川県平塚市のレモンガススタジアム平塚で行われた陸上の日本学生個人選手権で男子砲丸投げのアツオビン・ジェイソン(福岡大)が18メートル42の大会新で圧勝した。

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 男子砲丸投げ(7.26キロ)の最終6投目で日本学生歴代3位の18メートル42を出すと、大学2年のアツオビンは両手をたたいて笑みを浮かべた。福岡大で師事する野口安忠監督が日大4年だった1998年に出した元日本記録の18メートル53に迫る好記録。競技後には「(日本人初の)19メートルを狙っていた」と豪語するほど自身の成長と好調さを実感した。

 ガーナ人の父と日本人の母とのハーフで、大阪桐蔭高3年時にジュニア規格(6.00キロ)で高校生初の19メートル超えを達成して注目されてきた。昨春の福岡大入学後は膝の成長痛に悩んだが、痛みが治まった冬場からスクワットを行うなどして下半身を強化。188センチ、94キロの体は103キロまで増えてパワーも増した。

 3月の福岡大での記録会で18メートル22の九州学生新記録をマーク。1カ月弱でさらに記録を更新した20歳に、野口監督は「日本トップの選手と比べると体幹の回転に勢いがある」と目を細める。

 今後は24日の兵庫リレーカーニバルや5月5日の水戸招待などを経て6月の日本選手権(大阪)に臨む予定で、アツオビンは「19メートル台を出す」と日本記録(18メートル85)の大幅更新を狙う。今夏の世界選手権の参加標準記録は21メートル10。2年後のパリ五輪に向けても同程度の記録が必要だが「モチベーションになる。意外といける感じがする」。さらなる筋力強化などで世界に迫っていく。

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