不動の正捕手を3回でベンチに下げた藤本監督の厳しい「メッセージ」とは

西日本スポーツ 小畑 大悟

 ◆日本ハム12-5ソフトバンク(22日、札幌ドーム)

 開幕カードで3連勝した最下位日本ハムにいいようにやられた…。今季初の3連敗を喫したソフトバンクは、先発レイが最大の誤算だった。初回に打率1割台の万波に痛恨の3ランを浴びるなど、来日2年目で最短となる2回でKO。7失点も来日最多だった。救援陣も立て直せず、今季2度目の2桁となる12失点。打線は相手を上回る今季最多の17安打を放ちながら、11残塁と決定力を欠いた。

   ◇   ◇

 スコアボードに刻まれた安打数は今季最多の17を数え、日本ハムの13を上回った。ただし、スコアは5-12と大敗。開幕カードで3連勝したビッグボス率いる最下位日本ハムにしっぺ返しを食らった。藤本監督は「大敗です。安打数が出ても負けたら一緒やん」と唇をかみしめた。

 エース千賀で勝利を計算していた前夜(21日)は延長の末、オリックスに痛恨のサヨナラ負け。ショックが尾を引いたのか、大阪から札幌に北上した移動ゲームでいきなりつまずいた。先発のレイが2回までに7失点の大乱調KO。初回、万波に3ランを浴びた。試合前、藤本監督は「万波はあれだけのスイングをする。当たったら(スタンドまで)行くからね。早い回にそういうのが出たら嫌」。その嫌な予感が最悪の形で的中してしまった。

 打線が3回に2点を返すと、首脳陣は荒療治に出た。レイだけでなく不動の甲斐も早々に海野に代えた。指揮官は「一つのメッセージ。1、2回で試合をつぶしてしまった。何か原因があるはず。相手の右打者に気持ちよく振られすぎ。もっと攻め方がバッテリー間にもあるんじゃないか」と厳しく指摘した。

 攻撃陣はコツコツと17安打を刻んだ。だが長打は2二塁打のみ。一発の迫力がないため、得点につながらない。対照的に日本ハムは走者を置いての3本の本塁打が効果的だった。藤本監督は「泥くさい1点。今はそれしか取れない。ただ全く点が取れていないわけではないので、続けていくしかない」と前を向いた。

 主力にけが人が相次ぎ、日替わりオーダーの中でも21日は11安打、この日が17安打と若手も必死にアピールを続ける。柳田の実戦復帰という明るいニュースも飛び込み、1軍復帰も近い。今季初の3連敗で最大9まで膨らんでいた貯金も4に目減り。23日は19歳の田上が相手エース上沢と投げ合う。指揮官は「(安打を)17本打てたのは自信にしてくれればいい。明日もこの調子でどんどん打ってくれれば」と打線の援護に期待をかけた。藤本ホークスが踏ん張りどころを迎えている。(小畑大悟)

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