ボートレーサー130期来月デビュー 九州・山口勢紹介

西日本スポーツ

 厳しい訓練を1年間耐え抜き、「ボートレーサー養成所」(福岡県柳川市)を3月に修了した130期生の27人(男子21人、女子6人)が、5月から全国各地のボートレース場でデビュー戦を迎える。喜びと希望を胸に晴れの舞台に立つ。九州・山口勢の7人(福岡5人、長崎1人、山口1人)を紹介する。 (橋口文子)

   ◇   ◇

■仲本舜 技術も人間性も 16歳 沖縄出身福岡支部

仲本舜

 技術だけでなく人間性も兼ね備えたレーサーになりたい。最年少の仲本舜(なかもと・しゅん)は沖縄県出身。父に勧められてボートレースを知り、インターネットでレースを見てさらに興味を持ち受験へ。

 試験で初めて乗ったペアボートで、ネットでは分からなかったエンジン音や振動、風の感じにわくわくと心がおどった。難関の受験は一発合格。「受験時にもっとボートが好きになっていたので、これでレーサーになれると思うと、とてもうれしかった」

 養成所では一番年下で、卒業時は16歳。最年少とは思えないしっかりとした性格で、卒業式では選手宣誓の大役を務めた。教官からも「最年少ではあるが、頭の回転が速く理解力がある。旋回も良いスピードを持っている」と高い評価を得た。尊敬する選手は同じ支部の瓜生正義。技術、人間性ともに優れている部分に憧れを抱く。「自分も記念を優勝するだけでなく、人間性でも人気になれるようになりたい」。憧れの先輩へ追いつくため、今ここから走りだす。

■嶋田有里 生涯レーサーで 19歳 熊本出身長崎支部

嶋田有里

 “スポーツで食っていく”。ボートレーサー募集のポスターにあったその言葉が胸に刺さった。嶋田有里(しまだ・ゆうり)は、小学生の頃からバスケットボール部で、スポーツは大得意。高校生になって進路が決まらず不安になった時にこの言葉に出会い、心は決まった。

 「人生をかけての受験だった」。母校の陸上部の朝練に交ざり特訓するなど、努力のかいがあり1回目の受験で合格。養成所で一番心に残っているのは「教官の方と乗ったペアボート。占部教官に乗せてもらって感動しました」と笑顔を見せた。教官からも「徐々に握って回ることが身についてきて、時折目を見張る旋回を見せていた」と好評価だった。

 3月の大村SGクラシックでは、遠藤エミが女子初のSG制覇を達成し、ボートレーサーは男女問わずに戦えることを目の当たりにした。「目標はA1レーサーになること、外から握って行けるような選手になりたい。生涯レーサーでいたい」と熱く宣言。強い気持ちを持ち続け大舞台を目指す。

■黒田剛 5度目挑戦実る 21歳 福岡出身福岡支部

黒田剛

 エンジン音の迫力に魅了された黒田剛(くろだ・たけし)は、祖父に芦屋ボートへ連れて行ってもらったことがきっかけとなり、ボートレースに夢中になった。「一番の魅力はエンジン音の迫力。衝撃的でした」

 中学校では陸上短距離、高校時代ではフィールドホッケーでインターハイにも出場。「ボート選手として運動能力も生かせれば」。加えて体格的にもボートレーサーに向いていた。「部活では信頼が大切ということと、忍耐力を学びました」。受験は5回目で合格、その忍耐力を生かした結果だった。「2年半、バイトで生活をしていて頑張っていたので、母とすごく喜びました。自分にはこの職業しかないと思っています」

 尊敬する選手は瓜生正義、羽野直也。「自分はメンタルが課題。ここぞという時に実力を発揮される2人に憧れます」と目を輝かす。夢は「ヤングダービーを優勝すること」。これは尊敬する2人がともに優勝している大会(瓜生は新鋭王座)。その夢へ向かって、ここから大きく羽ばたく。

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