運動経験「ほぼゼロ」から日本一になった女子高生 ピアノレッスン通う重量挙げ女子「こんな才能があるとは」

西日本スポーツ

 重量挙げの全国高校選抜大会で異色のチャンピオンが生まれた。女子76キロ超級で接戦を制した八幡中央高(福岡)の山本彩弥(3年)は高校入学後に本格的にスポーツを始めて急成長した。(向吉三郎)

 中学時代は「音楽部」。今でも週1回でピアノのレッスンに通う山本が重量挙げの女王の座に就いた。3月末に金沢市で開催された全国選抜大会。スナッチ2位で迎えたジャークの最終3回目で自己ベストの87キロを挙げて計154キロで1キロ差の逆転優勝。「練習でも挙げられたかなっていうぐらいの微妙な重量だったけど、いい感じで挙げられた」とはにかんだ。

 「私が全校生徒の中で(自宅から)一番近いのでは」という八幡中央高に進学。中学卒業まで本格的な運動経験は「なかった」と言い、高校も音楽系の活動を思い描いていたが、「知り合いの先輩がいた」というウエートリフティング部を見学。「雰囲気が良かった」と入部した。

 入部直後は20キロも挙げられなかったが、「達成感があって、次も頑張ろうと思えて面白い」と魅力に気づいた。「バラバラだった」というフォームも守昌宏監督のアドバイスを受けて固めると、さらに記録が伸びた。ひそかな自信を胸に、この大会の目標を3位に据えて本番を迎えた。

 「親もこんな才能があるとは思っていなかったみたいで驚いていました」という高校日本一。守監督は「勝負強い。くよくよすることなく、思い切りできる。この競技に向いている」と将来性を高く評価する。

 「ウエート(リフティング)をやって全国優勝し、将来の目標も少し方向性が変わってきたのかな」とほほ笑む17歳。その可能性は無限に広がっている。

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