新衣装、ステージ動画…HKT48チームTⅡ、5年半ぶり新公演は「恋愛禁止条例」  

西日本新聞 古川 泰裕

 HKT48チームTⅡの約5年半ぶりとなる新公演が6日、福岡市の「西日本シティ銀行 HKT48劇場」で初日を迎えた。当日まで秘密になっていたプログラムはAKB48が2008年に初演した「恋愛禁止条例」。オープニングのソロの歌い出しやタオルを回しながら歌う「ひこうき雲」、TⅡオリジナルの衣装や動画撮影など、見どころいっぱいのステージでファンを楽しませた。

 「あなたしか…」

 博多の歌姫・坂本愛玲菜の伸びやかな歌声が劇場に響いた。ソロの歌い出しで始まる「長い光」。うわさがうわさを呼んだ新公演の正体が明らかとなり、客席に声にならない驚きが広がる。曲がテンポアップすると白を貴重にピンクや水色があしらわれたコート姿のメンバーが次々に登場し、ステージは一気に華やいだ。

「長い光」の冒頭、ソロで歌う坂本愛玲菜

 続く「スコールの間に」では数人のメンバーが傘を差して歌い踊り、「JK眠り姫」からはチェック柄の制服の新衣装にお色直し。小さく「HKT」とプリントされているという真新しい衣装はメンバーもお気に入り。「かわいいでしょ!」「ジャーン!」とはしゃぐ声がもれる。石安伊は「衣装のタグに『石』って入っていて今日までふわふわしていた。緊張しているけど1回しかない初日を楽しみたい」と笑顔を見せた。

 ユニットパートではAKB48の記憶もたどりながら、TⅡのメンバーが魅せる。かつて前田敦子が立っていた「黒い天使」のセンターをキャプテンの山下エミリーが務める。「ハート型ウイルス」では栗原紗英が小嶋陽菜ばりの「小悪魔」な表情を見せ、ファンを魅了する。

 表題曲にもなっている「恋愛禁止条例」では武田智加らがダンサブルな曲をクールに披露し、「ツンデレ!」ではエースの松岡はなが堺萌香と後藤陽菜乃を引き連れ登場。「真夏のクリスマスローズ」を歌った今村麻莉愛は、HKT加入前に東京・秋葉原の劇場でチームAが上演した公演を見たというエピソードを明かし、感慨深げな表情を見せた。

 衣装に備え付けられた小さなバッグからタオルを取り出すと、AKBグループ屈指の名曲である「ひこうき雲」へ。ステージのメンバーがタオルを振り回しながら躍動すると、客席のファンもペンライトを回して応えた。

タオルを振り回しながら歌った「ひこうき雲」

 13曲目の「あの頃のスニーカー」では、パフォーマンス中にメンバーが動画を撮影し、終演後にHKT48の公式ツイッターで公開するというTⅡオリジナルの取り組みも。初日の撮影を担当した武田智加は「たくさん回数を積み重ねていけるのが楽しみ」と話した。

 初日ならではの緊張感を抱えつつ、アンコールの「大声ダイヤモンド」まで、高い熱量のまま駆け抜けた16人。キャプテンの山下は「(手をつなぎながら公演とは)全く違う公演」と切り出し「課題も増えると思うし、みんなでぶつかり合うこともたくさん増えるかもしれないけど、皆さんに愛されるように大切にしながら一生懸命頑張ります」と決意を新たにした。

 (古川泰裕)

 ◆恋愛禁止条例 2008年10月にAKB48チームAが初演。当時在籍していたメンバーが男性との交際を理由にグループを解雇されたことからファンの間でアイドルと恋愛について論争が勃発。プロデューサーの秋元康氏が「いろいろな意見があって面白い」とセットリストのタイトルにした。国内の姉妹グループでは、17年1月~19年2月に大阪を拠点とするNMB48のチームBⅡが上演している。AKB48は14年4月~15年8月にもチームAが上演。HKT卒業生の宮脇咲良が兼任として出演している。ソロ歌唱から始まる「長い光」や前田敦子センターのユニット曲「黒い天使」、タオルを振り回す演出が一体感を生む「ひこうき雲」など、長くファンに愛される曲が多い。

PR

HKT48 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング