佐々木朗160キロのファウル→ソフトバンクベンチを強襲→千賀にアクシデント

西日本スポーツ 鬼塚 淳乃介

 ◆ロッテ3-5ソフトバンク(6日、ZOZOマリンスタジアム)

 エース千賀にとって剛腕対決は無念の結果に終わった。今季最短最多の5回3失点でマウンドを降りた。被安打8も今季自己ワースト。「先制してもらったのに、チームに流れを持ってくる投球ができなかった。本当にチームに申し訳ない」とコメントした。

 「僕が打席に立ったり、向こうが打席に立ったりするわけではない。僕がやれることをやるだけ」と淡々と語っていた千賀。だが初回、山口への4球目には自己最速にあと1キロと迫る160キロを計測。「怪物」との投げ合いに間違いなくアドレナリンが出ていた。

 だが3回以外は毎回得点圏に走者を背負う苦しいマウンドだった。しかも試合中に起きた思わぬアクシデントも投球に影響したようだ。4回の攻撃中、上林が佐々木朗の163キロをファウルにした打球はソフトバンクベンチを強襲。この時、千賀はこけて両足がつったような状態になったという。

 すると5回につかまった。高部に右前打を許すと犠打、四球で1死一、二塁。山口にフォークボールを捉えられ、三塁線を鋭く抜かれる適時二塁打とされて同点。続く菅野にも直球を強振され、打球が自身の左足首付近に当たってボールが三遊間を転々とする間にさらに2点。いずれも初球を狙われた。藤本監督は「(千賀)本人はいけるところまでいくと言ったけど、この回(5回)まで頑張ってくれと。なかなかそういう状態では思った投球ができなかったのかな」とエースをかばった。

 結果として今季最少の69球で降板。藤本監督は千賀の状態について「あとあとに影響があるわけではない」と軽症を強調した。試合前まで計6試合全てでハイクオリティースタート(HQS、7回以上で自責点2以内)と抜群の安定感を誇っていたが、その記録は途絶えた。味方打線が盛り返し、今季初黒星は免れた。佐々木朗も白星はつかず、投げ合いの決着は持ち越しとなった。(鬼塚淳乃介)

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