元監督の秋山幸二氏が絶賛!1番三森の好成績を支える「裏付け」とは

西日本スポーツ

【西日本スポーツ評論家・秋山幸二の視点】

 ゴールデンウィークを6連勝で締めたソフトバンク。5月はチーム打率3割5分2厘の打線を西日本スポーツ評論家の秋山幸二氏が分析した。2014年まで6シーズン指揮官としてチームを率いた同氏は、猛打の推進力として若手の三森、柳町らとともに、5月の月間打率4割8分1厘が12球団トップの今宮の存在の大きさを挙げた。

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 ゴールデンウイークのソフトバンクの6連勝は素晴らしい内容だった。オリックス山本、ロッテ佐々木朗らエース級と対戦しながら、連勝中のチーム打率は3割4分9厘。全員が打った印象だ。中でも23歳の三森、25歳の柳町ら勢いのある若手をスタメンにある程度固定できたことが大きい。

 1番に定着した三森は2ストライクまでしっかり振り切れるようになり、その分本塁打が増えた。長谷川打撃コーチらと振り切る練習を重ねたのだろう。バットコントロールの良さは相変わらずだが、昨季までの「当てにいく」部分が見られなくなってきた。

 技術は元々ある。コンパクトに中堅から逆方向に運ぶ2ストライク後の打撃は昨季もできていた。体勢を崩されてもバットの芯で捉え、速い打球を野手のいないエリアに運ぶこともできる。今の数字にはしっかりした裏付けがある。

 3年目の柳町は逆方向にも打てるので高い打率を残せている。打席での思い切りも良く、打撃の形も出来上がりつつある。どんどん試合に出て、相手投手などの情報を蓄積すれば、結果はもっと出しやすくなる。

 彼らの頑張りは上林やリチャードら他の若手の刺激になっている。ともに今季最多の20安打16得点で大勝した7日のロッテ戦は、代打や守備固めなどで途中出場した選手も結果を出し、終盤に大量得点した。スタメンで出ている選手も油断はできないということだ。

 7月で31歳になる今宮の存在も大きい。高い集中力で打席に入れているし、左右の両方向の打ち分けにも迷いがない。長打も打てる能力があるだけに、従来はそちらがメインになっていることもあったが、今は長打という感覚ではなく、コンパクトに動きを抑えてスイングしていることが成績に表れている。

 24日から交流戦が始まることもあり、4ゲーム差で首位を走る楽天との直接対決は6月中旬までない。まずは今のチーム状態をどこまでキープできるか。目の前の試合を勝ち続けていきたい。

   

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