「プライドもズタズタ」2軍落ちガルビスと藤本監督が交わした約束

西日本スポーツ

 ソフトバンクの藤本博史監督(58)が語り尽くす月刊「もっともっとフジモントーク」の第2弾をお届けします。今回は4月の戦いを振り返ってもらいました。67年ぶりの開幕8連勝と歴史的な好スタートを飾ったものの、4月は9勝11敗1分けと負け越し。けが人も相次ぎ、守護神の森も不調で2軍再調整となりました。苦しい4月戦線の中で生まれた収穫と反省とは…。指揮官の目線で存分に語ってもらいました。(随時掲載)

   ◇   ◇

■150キロ超投手ばかり 打線頑張っている

 -開幕8連勝のロケットスタートを切った後、4月は9勝11敗1分けでした。

 う~ん、打線のつながりが足りなかったというところかな。全体的に安打も出て、チーム打率は上がってきたけどね。あと1本というのがなかなか出ない4月だった感じがする。

 -開幕から1番三森の働きぶりが目立っています。

 1番でいい仕事をしてくれているよね。走者をかえすのもそうだし、チャンスメークでもしっかりと役割を果たしてくれている。足も万全じゃない状態でテーピングをしながらやってくれている。1番としてレギュラーを取れたなというところまで来た。

 -監督就任時から1番の候補に挙げていた。

 当然、打率が残せるし足も速い。問題は出塁率だった。今年は追い込まれてから簡単に終わるのではなく、粘ることもできている。出塁率も昨年よりはるかに高くなって、1番に当てはまる選手になったね。

 -長打も増えました。

 元々思い切りのある打者だけど、昨年は2軍で見ていても、ほぼ初球から安打を狙いにいくような打撃だった。初球から当て逃げのような打撃もあったので自分のスイングができていない状態だった。それが減ってきたからホームランも増えていると思う。

 -迷いなく1番に三森の名前を書き込めますね。

 栗原がけがをして、柳田も離脱して、三森もけがをした時は「誰を1番に?」と大変だったけど、試合に出られる状態になった。5月のスケジュールも大変だけど、疲れをためないようにサポートしながら1番を任せていきたい。

 -パ・リーグ全チームとホーム、ビジターで一通りの対戦を終えた。今季のパの印象はいかがですか。

 やっぱり投手がいい。150キロを超えてくる投手ばかり。そうそう連打は難しい中で4月後半から打線は頑張っている。千賀の記事(3日付西日本スポーツ)を見たけど「3割バッターが消えてしまうんじゃないか」と、千賀が言うようにパは新しい投手が出てきている。対戦するのが嫌な投手が多いよね。

 -なぜパに好投手が集まるんでしょうか。

 まずはスカウトの目がいいんでしょう。DH制があるのも一つだし、パの打者は振ってくるタイプが多い。コンタクトよりフルスイングをする打者がセ・リーグより目立つ感じ。振ってくる打者を抑えないといけないと、投手も育ってくるんだと思う。

 -ホークス投手陣の状況はいかがでしょう。

 先発の数はいるけど、固定できない状況でもある。探り探りやっているね。今しっかりしているのは千賀と石川の2人だけ。ローテの6人が絞りづらい。和田はベテランだから抹消しながら1年間うまく使いたいと投手コーチと話していた。和田を入れて7人で固定したかったという部分はあるけどね。

 -徐々に固定したい。

 チャトウッドも入ってくるだろう。大関はだいぶまとまってきた。5月は(週に)5試合が多いけど、交流戦に入ったら6連戦も続くので、ある程度固定できたらと考えている。

 -リリーフでは森の再調整を決めました。守護神不在の影響は感じますか。

 できるだけ3連投をさせないようにしている。森がいてくれるからこそ勝ちパターンのモイネロ、又吉、その前の藤井、嘉弥真、津森もうまく使えていた。森がいたから(いろんな形が)できていた。早く上がってきてくれないと後ろの投手も疲れてしまう。

 -モイネロも9回だと不安定な登板がありました。

 9回は全責任がかかってくる。9回までいってそこで打たれて負けたら責任をすごく感じるのかなと思うね。8回だとあれだけ完璧に抑えていて(4月30日の楽天戦で)9回にまさか4点も取られるとか考えられない。そういうところも9回は大変なのかな。森はそれぐらいの気持ちで今まで投げていたと思うし、やっぱり復活して早く戻ってきてもらいたいね。

 -厳しい戦いの中、一息つけるときはありますか。

 心が休まらないよ。常に明日どうしようかって考えてしまう。試合が終わっても明日の投手に誰が相性いいのかなとか、明日の先発大丈夫かなとかね。(家で)本当は考えたくないけど、考えてしまうよね。

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