17勝無敗、負けないエース渡辺翔太が九産大逆転Vの道つなぐ 福岡六大学野球

西日本スポーツ 前田 泰子

 ◆福岡六大学野球春季リーグ 九産大5-3九共大(14日、九産大野球場)

 逆転優勝を狙う九産大が九共大に5-3で先勝し、リーグ戦6連覇(2020年春は新型コロナウイルス感染拡大のため中止)、春8連覇へ「逆王手」をかけた。エース渡辺翔太(4年・北九州)が7回2/3を3失点で今季負けなしの5勝目を挙げた。第2日の15日は九産大と九共大のいずれか勝ったチームが勝率で上回り優勝となる。

 負ければ優勝が消える正念場。九産大のエース渡辺がピリピリした緊張感が漂うマウンドで一人一人、丁寧にアウトを重ねた。九共大の強力打線相手に3失点でしのぐ粘りの投球でチーム6連覇への道を切り開いた。

 この日の最速は148キロ。内角を突く直球がさえ、「コーナーに決まっていたので変化球を有効に使えた」。前半は三振を狙い、4回までに5奪三振。後半は打たせて取る投球に切り替えた。疲れが出てきた7回に今季2本目の一発を浴び、8回は連打で2点を失い後輩の楠本(3年・鎮西学院)にマウンドを託したが、「本来の状態じゃない中で丁寧に打たせて取る投球を心がけてくれた」と大久保監督は意地を見せたエースをたたえた。

 「負けたくない」。3度目となる全日本大学選手権出場への強い思いが渡辺を突き動かす。リーグ戦は17勝無敗と敵なしだが、昨年は春の全日本選手権、秋の明治神宮大会でどちらも敗戦投手となるなど全国では結果を残せていない。「全国で勝ってプロにアピールしたいんです」。ラストチャンスとなる今年に懸けている。

 15日の次戦で両チームどちらかの優勝が決まる。先発が予想される楠本は「バッターに集中して投げるだけ」と意気込む。気合を入れるため丸刈りにした渡辺は「4年間の集大成なので頑張りたい」と連投も志願。持てる力を全てぶつけて勝利をつかみ取る。(前田泰子)

PR

大学野球 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング