千賀、佐々木朗希との再戦でブルペンから感じていた異変

西日本スポーツ 鬼塚 淳乃介

 ◆ソフトバンク1ー8ロッテ(20日、ペイペイドーム)

 失点を重ねるごとにエースの表情は険しさが増していった。先発した千賀は6安打を浴び、3四球を与え、今季最短にして最多失点となる4回4失点で降板。令和の怪物に投げ負け、今季2敗目を喫した。

 4月14日のロッテ戦(ペイペイドーム)で3勝目を挙げてから、5試合連続で白星を手にできず「野手の皆さん、捕手の(甲斐)拓也に申し訳ない。次の登板に向け、しっかりとコンディションを整える」。今季ワーストの投球を、そう振り返るしかなかった。

 初回から顔をしかめた。先頭の高部に初球を左前へはじき返され、中村奨の左翼線二塁打にマーティンへの四球で満塁に。1死後、レアードにフォークボールを見切られ、痛恨の押し出し四球。続く岡には犠飛を許し、2点を失った。

 試合前のブルペンで思うような直球が投げられなかったそうで、変化球主体の投球になった。そのフォークボールやカットボールを痛打されたり、見極められたりした。3回2死二、三塁ではエチェバリアにカットボールを左前へ運ばれ、2点を加えられた。直球は最速160キロをマークしたが、制球も安定せず、投球数は2回までで43に達した。

 佐々木朗とは今季2度目の投げ合いだった。前回対戦した今月6日(ZOZOマリン)は千賀が5回を3失点、佐々木朗は6回を1失点で、ともに勝ち負けは付かなかった。千賀は13日の日本ハム戦(札幌ドーム)で、佐々木朗に並ぶ自己最速の164キロを記録。手応えをつかむ中での“再戦”は明暗が分かれた。

 藤本監督は「真っすぐを投げないと、あの変化球も生きない。うちのエースだから。真っすぐがきていないと言っても、そう簡単には打たれない。自信を持っていってもらいたい」と、4回でともに退いたバッテリーに注文を付けた。千賀の投げた、ここ5試合でチームは1勝4敗。首位奪還には、エースの巻き返しが必須だ。(鬼塚淳乃介)

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