又吉、移籍後19戦目で初失点・初黒星 変わらない藤本監督の信頼

西日本スポーツ 小畑 大悟

 ◆ソフトバンク2-4ロッテ(21日、ペイペイドーム)

 ソフトバンクの又吉克樹投手(31)が痛恨の一発を浴びた。同点の8回にマーティンに失投を決勝の2ランとされ、開幕からの連続無失点が18試合でストップ。中日から国内FA権を行使して今季加入した右腕の今季初失点が響き、チームは2連敗。この日も3安打2得点を許したロッテ高部対策もチームの課題として浮上する中、藤本監督は22日の交流戦前のラストゲームの必勝を誓った。

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 開幕から18試合連続で「0」を刻んできたFA右腕がついにつかまった。同点の8回。「長打を打たれてはいけない場面で打たれてしまった。きょうの負けは僕の責任」。一発を警戒すべきマーティンに決勝2ランを浴びた又吉が、敗戦の責任を背負い込んだ。

 中盤からともに勝ちパターンの救援陣を投入。8回は自信を持って又吉に託したが、先頭の高部の左前打と中村奨の犠打で1死二塁。マーティンには3球目の高めに入ったカットボールを右中間テラス席に運ばれた。今季69人目の打者に初めて許した一発だった。

 打線も反撃できず、今季19試合目での初失点で初黒星。森を欠く中、モイネロとともにブルペンの屋台骨を担う右腕の初めての救援失敗を、藤本監督は「又吉が打たれたらしょうがないよね。信頼して出しているし、打たれたらしょうがない」と責めなかった。

 もっとも、又吉は背水のコメントを口にした。「チームに迷惑をかけてしまった。今日のような投球では、今の立場を他の投手に奪われかねない。明日までにしっかり修正します」。この意識の高さで現在の地位を築いた右腕は、自身に名誉挽回の投球を課した。

 1番の高部対策もチームの急務となった。前日20日は千賀が初回の安打でリズムを狂わされ、又吉もイニングの先頭で許した左前打が失点のきっかけとなった。初回の大関の失点も高部の二塁打が起点となるなど、9回の申告敬遠を含めて全5打席で出塁された。

 高部には20日の2安打に続いて3安打を許し、今季通算でも38打数12安打、打率3割1分6厘と打たれている。藤本監督も「高部にやられている感じだからね。明日はしっかりと厳しいところに投げて、打たれないようにやっていきたい」と改めて語気を強めた。

 オリックスに連敗した首位楽天と歩調を合わせるように、下位のロッテに連敗を喫した。22日は交流戦前のラストゲーム。藤本監督は「明日何とかね。絶対に勝って交流戦に入っていきたい」と力を込めた。千賀が今季初めて登録抹消された中、是が非でも白星をつかんでセ界との戦いに立ち向かう。(小畑大悟)

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