41歳白星、和田が持つ「己を知る」ための貪欲さ/秋山幸二

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク3-2ロッテ(22日、ペイペイドーム)

【西日本スポーツ評論家・秋山幸二の視点】

 何歳になっても、シーズンの「初」を手にするのは大変なもの。和田が5試合目の登板で今季初勝利を挙げられたのは良かった。後半に球の切れが落ちる部分はあるが、割り切って自分の投球に徹していた。いつも通りに初回から飛ばして、いい仕事ができていた。

 41歳でもまだまだ直球で三振が取れる。初回の高部、佐藤都もそうだった。球持ちの長さ、見極めの難しい腕の振りなどを含め、打者の嫌がる投球フォームがあるからこそ、140キロ台でも抑えられる。自分の持ち味をしっかりと出せているし、四球で自滅するタイプでもない。野手は守りやすいはずだ。

 球の質やリズムが若い頃から変わらないのは、練習や体のケアをしっかりやってきた成果だろう。昔から「己を知る」ための努力にも貪欲で、打者にも「自分はどう見えますか」とよく聞いていた。私もベンチから見た球の角度や打者の反応など、感じたことを伝えていた。

 柳田が狙い球を一振りで仕留めた一発も見事。交流戦に連敗で入るのとは気分が違う。セ・リーグとの対戦はいい刺激になるだろうし、集中力も高まるはず。これからもチーム力を試される戦いが続くが、好相性の交流戦にタフさを持って臨んでほしい。(西日本スポーツ評論家)

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