柳田、先制2ランで「ギータ節」 探究心、家族愛、責任感…魅力あふれる言葉の数々

西日本スポーツ 鬼塚 淳乃介

 ◆ソフトバンク3-2ロッテ(22日、ペイペイドーム)

 その場にいた全員がスタンドインを確信する一振りだった。4回無死一塁。柳田はロメロの初球スライダーを振り抜くと、目線とバットを打球方向に向け、ゆっくりと歩を進めた。「あまり振ってないんですけど芯に当たった」。左中間スタンドに飛び込む先制の7号2ランは、先発のベテラン和田への強力な援護射撃となった。

 ホームラン後のコメントで「宇佐見選手のスイングのイメージで打席に入った結果、打つことができた」と振り返った。打席に入る前に「パッと思い浮かんだ」のは、同じ左打ちで、今季3発をマークする力強い打撃が特徴の日本ハム宇佐見の打撃フォームだったという。日常的に研究を重ねる主砲が、直感的なひらめきから生み出した豪快弾だった。試合後のお立ち台では「ありがとうございます! 宇佐見選手!」と感謝を示し、球場を沸かせた。

 この日はペイペイドームで3人のわが子が観戦していた。「たまたまいいところを見せられて良かった」。父親の勇姿を見せることができ、ほっとした表情を見せた。6試合連続で打点を挙げた主将の活躍に、藤本監督も「やっぱり打つべき人が打ったらこういう形になる。うちのチームの軸ですから」とたたえた。

 24日からは交流戦が始まり、開幕戦はビジターのDeNA戦となる。21日のロッテ戦で左肩痛から復帰後初めて右翼の守備を解禁すると、2試合連続でフル出場。敵地では指名打者制を採用しない交流戦への準備も順調だ。

 交流戦では2015年と17年にMVPを獲得。複数回の受賞は、歴代で柳田しかいない。「(交流戦にいいイメージは)無いけど、いつもと違う球場で野球できる楽しさはある。昨年はあまり勝てなかった(5勝9敗4分け)。今年は勝てるようにしっかりやりたい」。主将らしい力強い言葉で勝利を誓った。(鬼塚淳乃介)

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