驚き連続HKT48「熊本の変」…ハイレベル6期生、新曲選抜で2期生ゼロ 

西日本新聞 古川 泰裕

Fの推しごと~2022年5月

 コンサートツアー「Under the Spotlight」を全国展開中のHKT48。5月7日の熊本公演では6期生18人をお披露目したほか、3期生の矢吹奈子(20)を新センターに据えた15枚目シングル「ビーサンはなぜなくなるのか?」をサプライズ披露した。グループの今後の流れに大きな影響を与えるであろうステージを読み解いた。

最年長・最上奈那華は即戦力

 未来のまぶしさと現実の切なさに、心が大きく揺さぶられた。7日、コンサートツアー熊本公演でHKT48が放った二つの「驚き」。6期生18人の初披露と、新曲「ビーサンはなぜなくなるのか?」の選抜メンバーを見ての思いだ。

 地元テレビ局の密着もあってオーディション進行中から注目を浴びていた6期生。この日、正式にHKT48メンバーとしてステージに初めて立った。直前の2泊3日の合宿で大きく成長したというパフォーマンスは初々しくもはつらつとしており、過去の先輩たちの「お披露目」と比べても高いレベルにあった。

 長崎県出身の江口心々華(15)や福井可憐(15)をはじめダンスを得意とするメンバーが多かったことも一因だろう。未経験者も含めたその成長速度に、危機感をあらわにする5期生もいたという。

熊本公演でデビューした6期生。中央が最年長の最上奈那華

 世間の注目はグループ史上最年少の石松結菜(10)に集まりがちだったが、即戦力として最年長の最上奈那華(21)に期待する向きも多かった。モデルとしての経験があるせいか、完成度は18人の中でも群を抜いており、ひときわ目を引いた。メディア向けのフォトセッションではスピーチも担当。運営関係者によると「歌がすごくうまい」そうで楽しみだ。

 6期生オーディションでは「若返り」だけでなく、身長160センチ以上のメンバーを6人採用するなど、グループとしてのバランスを重視した戦略も透けて見える。6期生が最前線に登場するのは、そう先のことではないのかもしれない。

選抜でも4期生が台頭

 シングル初の単独センターを矢吹奈子が務めることになった新曲。アンコールで披露されたフォーメーションは、2ndアルバムのリード曲「突然 Do love me!」に引き続き、矢吹の後方に田中美久(20)と運上弘菜(23)が控える形だった。豊永阿紀(22)や地頭江音々(21)もフロントに加わるなど、今ツアーで活躍する4期生の台頭も目立った。

 5期生の市村愛里(21)が初選抜。劇場公演で活躍する今村麻莉愛(18)は9枚目シングル以来の復帰となった。渡部愛加里(17)や石橋颯(16)、竹本くるみ(18)といった成長株に加え、堺萌香(23)のようにこつこつ努力を重ねるメンバーも名を連ねた。

「ビーサンはなぜなくなるのか?」イントロ

 総合的に見て納得の人選だったが、一方でグループの現実の一面を映し出すのが「選抜」でもある。

 前作「君とどこかへ行きたい」は1期生~ドラフト2期生、4期生以降の12人ずつの「ダブル選抜」だった。今作の選抜メンバーを見て、前作で4人いた2期生(卒業メンバーを含む)が「ゼロ」だったことに衝撃を覚えた。15枚目にして初めて目の当たりにした状況に、胸が苦しくなったのは私だけだろうか。

 大所帯のグループにおいて、世代交代は避けられない宿命である。とはいっても、HKT48の10年に大きく貢献してきた2期生だ。ここから彼女たちが見せてくれるものに期待したい。

 (古川泰裕)

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