交流戦の鍵は「滑り出し」と「先発陣」/柴原洋

西日本スポーツ

【西日本スポーツ評論家・柴原洋の視点】

 「日本生命セ・パ交流戦」が24日に開幕する。ソフトバンクは12球団最多となる通算8度の最高勝率を誇るが、昨季は5勝9敗4分けと大きく負け越して11位に低迷。その結果は8年ぶりのレギュラーシーズンBクラスにも大きな影響を及ぼした。過去にはリーグ順位の大変動も起きた短期決戦。西日本スポーツ評論家の柴原洋氏は、パ・リーグ2位で突入するソフトバンクの鍵に先発投手陣を挙げ、18試合で「12、13勝」を期待した。

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 ソフトバンクが昨季交流戦で11位に沈んだのは、最初の中日3連戦で柳ら好投手の前に2敗1分けとつまずいたことが響いた。それだけに今年は出だしで勢いに乗りたい。そこで気になるのは、DeNA、広島と続く最初の2カードだ。

 DeNAとの開幕カードは、狭い横浜スタジアムでの開催。さらに初戦の先発に今永が来る。17日の中日戦で完封を飾るなど上り調子で、なかなか得点はできないだろう。牧を中心とした打線もいい。とにかくアウトを取れるところでしっかり取ること。これができないと乗っていけない。

 広島は私がセ・リーグで最も注目するチーム。鈴木誠也(カブス)の穴は大きく苦戦を予想したが、チーム打率はリーグトップの2割6分1厘。外国人や若手の新戦力が元気だ。さらにソフトバンクは大瀬良、森下、アンダーソンの「表ローテ」と当たりそうだ。ただ、「表ローテ」との対戦でしっかり勝てれば、さらに上を狙っていける。打線の奮起を期待したい。

 最下位に沈んでいる阪神も不気味だ。私は上位を予想していたが、最大7点差を逆転された開幕戦が響いているのだろう。それでも打線は力強く、投手もいい。メンバーはそろっているだけに、はまれば怖い。本来はこの順位にいるチームではなく、油断できない。

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 次はソフトバンクの現状に触れたい。交流戦はセ球団の主催試合で指名打者制を採用しない。左肩腱板(けんばん)炎の影響でDHでの起用が続いた柳田は実戦で右翼の守りに入るようになったばかりだが、もともと守備はうまいので心配ないだろう。左翼はグラシアル、二塁は三森、一塁は中村晃、遊撃は今宮、捕手は甲斐として、中堅は柳町のフル回転かもしれない。

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