中学生に新たな進路 バスケットボール有望株の今後に注目

西日本スポーツ 末継 智章

【記者コラム】

 バスケットボール男子、Bリーグで1部(B1)昇格に届かなかった2部(B2)のライジングゼファー福岡だが、下部組織は快進撃を見せた。Bリーグ各クラブのU15(15歳以下)の43チームが出場し、3月末に東京体育館で開催された「BリーグU15チャンピオンシップ」で準優勝。決勝は前回覇者の名古屋Dに42-59で敗れたものの、クラブにとって過去最高の成績を収めた。

 決勝で両チーム最多の19得点をマークした主将の内藤英俊は180センチの長身ポイントガード。昨夏の全国中学校体育大会で西福岡中を頂点(新型コロナウイルス禍による4校同時優勝)に導き、前西福岡中監督の鶴我隆博ヘッドコーチを慕ってライジングに移籍した。

 「部活と比べてレベルの高い人たちに囲まれ、ボールハンドリングなどの技術練習も多い。いろんな面を伸ばせた」。自身より背の高い相手との対戦も増え、1対1で決めることもできた。

 今春卒業した15歳の内藤は福岡U18(18歳以下)や日本の高校には進まず、2年前に兄の英真(17)が入った米フロリダ州のIMGアカデミーへの入学を計画する。「世界で通用する選手になりたいので、高校生のときから海外の高いレベルに慣れた方がいいと思った。将来は日本代表やNBA選手になる」と志す。

 かつては中3夏の全国大会が終わればほとんどの選手が卒業前まで実戦から遠ざかり、ブランクが生じるのが課題だった。3年前に部活動を引退した選手がBリーグの下部組織へ移籍できる仕組みが整ってからは、プレーできる機会が増えている。内藤ら貴重な経験を積んだ中学生がステップアップし、プロや日本代表へと上り詰めるか。今後の飛躍を要チェックだ。(末継智章)

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