J1福岡の田中、古巣浦和との節目の一戦で白星を 三十路目前で走り続けるサイドアタッカー

西日本スポーツ

 J1アビスパ福岡の田中達也(29)がメモリアルマッチを白星で飾る。出場すればJ1リーグ戦100試合目の節目となる28日のホームゲームで迎え撃つのは昨季所属した浦和。来月で30歳になる遅咲きのサイドアタッカーは古巣で学んだ勝利への執念を前面に出して戦う覚悟だ。

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 深い縁があるクラブが節目の試合の相手になった。田中は「大きなクラブに在籍したことを誇りに思う」と“常勝”を義務付けられたJ屈指の人気クラブに感謝した。

 福岡市出身の29歳は昨季、浦和でリーグ戦28試合に出場。「身を削ってチームの勝利のために戦うクラブ。自分自身も以前よりも戦う姿勢が強くなった」。今季の浦和は現在8戦未勝利(7分け1敗)で勝ち点14の15位。勝利に飢えた古巣の怖さを福岡の誰よりも知る。

 さらに「クオリティーの高い選手ばかり。キャスパー(ユンカー)のシュートの精度はすごい。得点に直結できるプレーができる選手が何人もいる」と警戒した。

 福岡は前節の名古屋戦で0-1の敗戦。11位に後退した。セットプレーで不運な形で失点し、相手にレッドカードで退場者が出たものの、数的優位を生かせなかった。後半11分から出場した田中は「相手が守りに入っても、そういう守備を打ち崩せるようにしないと」と悔しさをあらわにした。

 福岡では今季リーグ戦全15試合に出場。三十路(みそじ)を来月9日に控えて節目の100試合に到達する。「30歳になるからってベテランのように落ち着きたくない。ミスを恐れることなく、チームを勢いづかせるプレーがしたい」と誓う。

 中学時代を福岡の下部組織で過ごしたが、U-18(18歳以下)のチームに上がれず、東福岡高、九産大を経てJ2熊本でプロデビュー。J1通算100試合出場の平均年齢である26歳の時にG大阪で初のJ1出場を果たし、大分、浦和を経て福岡に帰ってきた。

 「福岡を浦和のような(ビッグ)クラブにする責任を負いながらプレーしていきたい」。遅咲きのサイドアタッカーは走り続ける。(向吉三郎)

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