野村勇、足のライバル周東の目前で一発 1軍生き残りへ猛アピール

西日本スポーツ 長浜 幸治

 ◆DeNA5-1ソフトバンク(26日、横浜スタジアム)

 唯一の光明はドラフト4位ルーキーの一発だった。初回1死、2番に入った野村勇が浜口のチェンジアップを豪快に振り抜いた。左翼スタンドに飛び込んだ4号先制ソロは、4月24日の日本ハム戦で1試合2本塁打をマークして以来のアーチとなった。「思い切って自分のスイングをしようと思った。スタンドまで届くと思わなかったけど、最高の結果になった」

 1年目ながらここまで全46試合のうち36試合に出場。4本塁打はチームで3番目に多い。代走や守備固めの役割もきっちりとこなし、すでに欠かせない存在となっているが、最近はスタメン出場の機会が激減していた。5月に入り、先発はわずか3度。試合前まで1四球を挟んで6打席連続三振を喫するなど、11打席ノーヒットともがいていた。

 持ち前の快足でチームを救う「神走塁」を幾度も見せてきた野村勇だが、立場に変化が生まれそうだ。2020年に13試合連続盗塁のプロ野球記録を樹立し、盗塁王にも輝いた周東が1軍に昇格した。守備位置も重なるだけに、1軍に居続けるためにはより結果が必要となってくる。

 一方で周東の存在は追い風にもなりうる。試合前、藤本監督は「今までだったら野村勇の足を考えて(試合終盤まで)置いておきたいと考えていたけど、周東がいるなら頭(スタメン)でどんどん使っていける」と説明。スタメン奪取を狙う25歳にとって大きなチャンスでもある。

 3試合ぶりの先発で放った本塁打に続き、2打席目には遊撃への内野安打で今季6度目のマルチ安打をマーク。大きなアピールとなった。栗原、上林、今宮ら野手陣に離脱者が相次ぐ中で、目をぎらつかせるルーキーの存在がチームに活力を与えている。(長浜幸治)

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