レイ、中継ぎで取り戻した自信 先発で7回0封

西日本スポーツ 鬼塚 淳乃介

 ◆ソフトバンク7-0広島(27日、ペイペイドーム)

 安定感抜群のレイが戻ってきた。4月28日の西武戦(ペイペイドーム)以来約1カ月ぶりの先発マウンドで7回3安打無失点の圧巻の投球ショー。今季3勝目を手にした右腕は「全体的に調子が良かった」と充実した表情を浮かべた。

 試合前の時点で今季先発では4試合で1勝2敗、防御率8・35。6試合に先発し3勝1敗、防御率2・03だった昨季の安定感は影を潜めていた。特に初回が鬼門で、無失点で初回をしのいだのは白星を挙げた4月7日のオリックス戦(同)のみだった。だがこの日は違った。初回、いずれも力強い151キロのツーシームで先頭の野間を三ゴロ、菊池涼は左飛、西川も二ゴロと簡単に3人で片付け、最高の滑り出しを見せた。

 復調のきっかけは中継ぎへの配置転換だった。相手データを含めて入念な準備ができる先発では、相手を意識した完璧な投球を求めすぎ、自らの投球に集中し切れなかった。「いつ投げるか分からない状況で、あまり頭に(相手の情報を)詰め込ませずに臨めた」と救援に回った5月の3試合は計8イニングを無失点。「無心の投球」を取り戻した。

 この日も「シンプルにどんどん攻めていこう。真っすぐ主体でストライクゾーンで勝負していく中継ぎでやっていた形ができた」。チェンジアップなど変化球を効果的に織り交ぜ相手に的を絞らせない。7回に自らのエラーで招いた1死一、二塁のピンチ以外は得点圏に走者を進めさせなかった。そのピンチもこの日2度目の併殺打で切り抜け、「守備にも助けられたし、先に点を取ってくれたので楽に投げることができた」と感謝も忘れなかった。

 先発復帰を自ら祝うような充実の85球。藤本監督も「今日は素晴らしいピッチングをしてくれた」とたたえた。千賀の先発復帰もあり、次戦は中5日で6月2日の巨人戦(東京ドーム)のマウンドに立つ見通しだ。(鬼塚淳乃介)

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