春季リーグ三冠王の福岡大・松尾「アピールしたい」全国晴れ舞台で野球人生変える

西日本スポーツ

 全日本大学野球選手権が6日から神宮球場と東京ドームで行われる。九州からは福岡大(九州六大学)、九共大(福岡六大学)、日本文理大(九州地区北部ブロック)、宮崎産経大(同南部ブロック)の4校が出場。福岡大は春季リーグ戦で首位打者、本塁打王、打点王の3冠に輝いた松尾龍乃(4年・岩国商)が全国でもその打力を見せつける。

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 松尾龍は初めて選手権でプレーする。「全国の投手に対応してチームの勝利に貢献できればいいと思っています」。昨年のベスト4の大躍進を上回ることが目標だ。

 大学生活最後の春季リーグで開花した。打率4割6分2厘、本塁打3本、19打点。首位打者、本塁打王、打点王と3冠のタイトルを獲得した。九州六大学リーグでの3冠は2018年秋の長谷川晃希(九国大)以来。九州大戦では2本塁打を放ち、1人で9打点をたたき出した。「打撃のタイトルを取らせてもらったのはうれしいけど、まさか3冠とは。全く目標としていなかったので」。本人ですら戸惑うほどの抜群の成績だった。

 昨秋のリーグ戦でレギュラーに定着し、リーグ戦後半は4番で起用された。全試合に出場し、打率2割8分6厘、10打点で本塁打はゼロ。「相手投手の球に力負けしていた」と課題が浮き彫りとなり、発奮した。

 オフシーズンでは打球を飛ばすために体重増加を図った。食事量を増やすことはもちろん、下半身だけでなく体全体を鍛え、筋肉量は1年の夏から比べて5キロ増えた。フリー打撃では飛距離が伸び、打球のスピードも増した。「やってきた成果が出て、目に見えて変わってきたのは自信になりました」。それまでリーグ戦の本塁打は1本だったが、この春だけで3本。努力は数字に表れた。

 松尾龍には全国の舞台で頑張らなくてはいけない事情がある。社会人野球でのプレーを希望しているが、まだ進路が決定していないからだ。シーズン開幕前から「春で声がかからなければ。それだけの選手だったということ。そのときは野球に区切りをつける」と心に決めていた。野球人生が大きく変わるかもしれない晴れ舞台。「アピールしたい。一発が出ればいいですね」。初戦の相手は東北福祉大と九共大の勝者だ。三冠王はリーグ戦の勢いのまま、大暴れを狙う。(前田泰子)

 ◆松尾龍乃(まつお・りゅうだい)2000年8月7日生まれ。山口県岩国市出身。平田小2年のとき「平田軟式スポーツ少年団」で野球を始める。平田中では硬式クラブ「岩国ヤングホープス」に所属した。岩国商高では1年秋からレギュラー。3年夏は4番一塁で出場し、山口大会8強。福岡大では1年からベンチ入りし、レギュラー定着は昨秋から。180センチ、90キロ。右投げ左打ち。

 

 

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