【コラム】負けるべくして負けた連敗 計11失点中10点が…

西日本スポーツ

 【コラム:好球筆打】

 何というか、非常に重たいカード負け越しとなった印象だ。初戦は大黒柱の千賀にアクシデントが発生し、よもやの緊急降板。それでもチーム一丸となって勝利し、3連戦の主導権を握ったというのにだ。

 借金を抱え、リーグ4位に沈んでいた中日に痛恨の連敗だ。一体、何がこの連敗を重く見せたのか。敗れた2試合分のスコアブックを見返すと、やはりそういうことかという点に目がいった。

 とにかく、失点の仕方が悪すぎた。2戦目は4失点中、3点が2死からだった。初回は2死走者なしから先制ソロを許し、7回は2死一塁からつながれて代打の溝脇に逆転三塁打を浴びた。これが決勝打となった。

 「仕切り直します」。いやな逆転負けから一夜明け、藤本監督は負の流れを断ち切りたい一心で試合に臨んでいた。しかし、現実は厳しかった。2戦目同様に、またも初回2死走者なしから失点。2戦目はソロ本塁打による1失点で済んだが、この日は4連続長短打で一気に3点を失った。

 その後も5、6、8回と失点を重ねた藤本ホークスは、まるで悪いモノにでもとりつかれたかのように、2死からの失点を繰り返した。しかも、打線が追い上げたかと思えば突き放される最悪な展開だった。

 結局、この日奪われた7点はいずれも2死からのものだった。2戦目の4失点と合わせると、計11失点中10点までもが2死からだ。さすがにこれはダメージが大きすぎた。負けるべくして負けた連敗と言えよう。

 試合後、藤本監督は「1点取ったら1点離され、なかなか追い付くとこまでいけなかった。ボーンヘッドもあった」と振り返っていた。反省多き試合だったということだろう。

 ただ、2死から重ねた失点は当然として、2点ビハインドの8回に笠谷を登板させたことにも驚いた。ここはリードを許す状況だったとはいえ、4日間登板が空いていた又吉を投入し、勝ちにいく姿勢を見せるのも必要ではなかったか。8回2死からの2失点で、戦意は完全にそがれた。(石田 泰隆)

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