レイはペイがお好き 助っ人右腕が本拠地で抜群の安定感誇るわけ

西日本スポーツ 鬼塚 淳乃介

 ◆ソフトバンク4-0阪神(9日、ペイペイドーム)

 124球目に投じた150キロツーシームで糸原を左飛に打ち取ると、ほおを少し緩ませた。レイが昨年7月12日の楽天戦(ペイペイドーム)以来となる来日2度目の完封で今季4勝目を挙げた。お立ち台で「9回は疲れていたけど最後の力を出し切って、甲斐といい仕事ができた」と充実の投球を振り返った。

 試合中に投球の組み立てを変えて猛虎打線をいなした。前半は力強い直球を低めに集め、初回1死から佐藤輝、大山など上位打線を4者連続三振。球が高めに浮き始めた中盤以降は甲斐のリードで配球をシフトチェンジし、チェンジアップを要所に織り交ぜてゴロを量産した。

 「(チェンジアップを)中盤から後半に多めに使ってくれたので、それで真っすぐを投げる感覚も戻った」と女房役のリードに感謝した。9回は「迷いなく『行かせてください』と(監督に)伝えた」と志願。最後は2死一、三塁のピンチを招くも気迫の投球で踏ん張った。

 ペイペイドームでは6試合で4勝を挙げ、防御率1・89。昨季も2試合で1勝0敗、防御率0・53と相性の良さは折り紙付きだ。中継ぎでの調整期間も含め、これで本拠地では22イニング連続無失点と抜群の安定感を誇る。再び先発に戻って本来の姿を取り戻した右腕は「ホームの雰囲気、ファンの皆さんの前で投げられること、マウンドなど、全て合っている」と喜んだ。

 藤本監督は「いい投球をしてくれたので、ゆっくり見られた。こういう投球をしてくれたら(先発ローテーションを)外せなくなってくる」と最大級の賛辞を贈った。大関、東浜に続いてチームの先発投手の完封勝利は今季3度目。先発が1シーズンに3度以上完封は2018年(武田3度、千賀1度)以来で、3人での達成は16年(岩崎、和田、武田)以来6年ぶりとなった。先発の柱として2年目を迎えた助っ人が頼もしい姿を見せた。(鬼塚淳乃介)

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