「鼓舞が心強かった」J1福岡6年ぶり8強を後押したサポーターの声

西日本スポーツ

 ◆JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ 第2戦 鹿島2―1福岡(11日、県立カシマサッカースタジアム)

 敵地でサポーターの声の後押しを受けたアビスパ福岡が6年ぶりの8強進出を決めた。0-2で迎えた前半ロスタイムにFW山岸祐也(28)が2試合連続ゴール。1-2で鹿島に敗れてホーム&アウェー2戦合計2-2となったが、アウェーゴール数で上回った。準々決勝にはプレーオフを制した福岡、広島、C大阪、名古屋と、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場した川崎、浦和、横浜M、神戸が参戦。第1戦は8月3日、第2戦は同10日に実施される。

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 鹿島の声援が力を増したアウェーのピッチで福岡イレブンは冷静さを失わなかった。立て続けに2失点した直後。山岸は試合前に長谷部監督が掲げたプランを思い返した。「万が一2失点しても、3点目を取らせないよう守備をしっかりやる。我慢した上で1点取り返せばアウェーゴールの差で勝ち上がれる」

 狙い通りの粘りの守備で相手の勢いを止めると、前半ロスタイムに山岸がチャンスを仕留めた。右サイドを走り、ペナルティーエリア内に入った前嶋からのパスを流し込んだ。1-0で勝利した4日のホームに続く連発で6年ぶりの8強入りを決め「結果論になるけど、2失点後にチャンスが来る予感があった」とにやりと笑った。

 開始早々に奈良が左肩付近を痛めて無念の交代。古巣鹿島戦に燃えていた守備の要を失った動揺もあって2点失ったが、支えになったのが福岡サポーターの声だ。

 声出し可能な座席数は鹿島の約1100人の約半分。DFの宮は「鹿島の多いサポーターの前でプレーする難しさを感じていたので(福岡サポーターの)鼓舞が心強かった」と体を張って追加点を許さなかった。長谷部監督も「自分たち目線だけど、応援は勝っていた。そのおかげで選手たちはよく走ってくれた」と感謝した。

 アウェーの鹿島戦を乗り越えてたどり着いた、クラブ最高タイの8強。それでも長谷部監督は「きょうの試合だけで言うと負けてしまった。そんなに喜ぶことじゃないのでは」と選手に問いかけた。山岸も「ベスト4が最低限の目標で、優勝を狙っていますから」。サポーターに歓喜の声を出してもらえる瞬間をつくりあげていく。(末継智章)

 

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