選抜“幻の準決勝”再現制した東福岡「花園で勝ち抜くには…」昨季4強の課題胸に

西日本スポーツ

 ラグビーの第75回全九州高校大会は最終日の21日、長崎市総合運動公園で各県1位、2位ブロックの決勝があり、1位ブロックは東福岡が33-10で佐賀工を破って優勝を決めた。コロナ禍で中止された2020、21年を挟み、6大会連続17度目の頂点に立った。

 時折強く降る雨もグラウンドを覆う霧も敵ではなかった。東福岡が5トライを奪い、佐賀工を退けた。主将のフランカー大川は「一人一人のコンタクトで相手を上回ることができた」と胸を張り、藤田監督も「チーム全員の勝利」とたたえた。

 佐賀工とは3月の全国選抜大会の準決勝で対戦するはずだった。だが佐賀工に思わぬ事態が生じて実現しなかった。佐賀工の準々決勝の対戦校に体調不良者が出たため、コロナ感染予防の観点から辞退勧告を受け入れたからだ。幻と消えた対決の再現だった。

 ヒガシは前半7分に先制トライを決めて主導権を握った。霧が濃くなり、約30分間もゲームが中断したが集中力は途切れない。パントキックを多用し、防御は相手との間合いを詰めるシャローディフェンスを徹底。佐賀工のミスを誘った。

 前半を14-3で折り返すと、後半も3トライを追加した。佐賀工の伝統のモールを防ぎきれず、1トライを許したものの、終始危なげない展開だった。大川は「ずっとディフェンスにフォーカスして取り組んできた」と手応えを口にした。

 ただ、ラインアウトのミスでボールを奪われるなどの課題も残った。昨年のチームは冬の「花園」で優勝候補の大本命とされながら4強。勝負の厳しさを知る大川は「花園で勝ち抜くにはラインアウトで負けないことが不可欠」と修正を誓った。(山崎清文)

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