【コラム】スタメン表に目を通した時から拭えなかった「モヤモヤ」

西日本スポーツ

 【コラム:好球筆打】

 21日オリックス戦終了直後の監督代表取材。指揮官は開口一番「みんなよく粘ってくれたけどね。作戦ミスやね。こっちのね」と9回の選手起用について猛省していた。細かい描写については1面の記事を読んでもらえば分かると思うが、確かに???と思うことが連続で起きた末の敗戦だった。

 ただ、そんなスッキリしない敗戦を喫する以前に、こちらは試合前に発表されたスタメン表に目を通した時からモヤモヤしたものが拭えなかった。そこには牧原大、周東と今のホークス打線の軸となっている2人の名がなかったからだ。

 確かに、藤本監督は試合前に明かしていた。今季3度目の対戦となる相手先発宮城の攻略法について「右(打者)の方が断然打っている。対左(の被打率)は1割何分(実際は2割6厘)やけど、対右(打者)は3割そこそこ」とデータ重視の先発オーダーを強調。結果、普段はベンチスタートの松田、正木ら右打者を7人スタメンに並べる対策で試合に臨んでいた。

 これはチームが勝つために採ったベンチの最善の策であり、選手起用は監督の専権事項だから、外部がとやかく言うことではないことは百も承知だ。しかし、相手ベンチの立場に立って考えてみた場合、牧原大、周東がスタメンにいないホークス打線は、普段よりくみしやすしだっただろうなと容易に想像がつく。

 もちろん、ホークスベンチもそんなリスクは百も承知でオーダーを組んではいるのだろうが、招いた結果が敗戦となると、やはり悔しさはいつも以上に募る。ましてや、指揮官が自ら「ジョーカー」と呼んで重宝する2枚のカードのうち、周東というカードを最後まで切れずにチームは敗れた。ババ抜きでいえば完全な負けだ。藤本監督が猛省するのも納得の敗戦だった。(石田泰隆)

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ