相手先発が「右」なら勝率6割のソフトバンク 「左」だとなぜこんなに違う…

西日本スポーツ 小畑 大悟

 ◆オリックス5-0ソフトバンク(22日、京セラドーム大阪)

 9回2死一塁から柳田が力ない二ゴロに倒れ、スコアボードに9個目の「0」が刻まれた。完敗を象徴する幕切れで、左腕田嶋にわずか4安打の完封負け。3~8回は走者すら出せず、藤本監督も「田嶋くんにやられたという感じですね」と脱帽するしかなかった。

 2時間33分でのスピード決着。悪夢の始まりは初回の逸機だった。2死から柳田が左翼線二塁打を放ったが、続くデスパイネの中前打で本塁突入して憤死。左肩を痛めた原因となり、藤本監督に「禁止令」を出されたヘッドスライディングもわずかに及ばなかった。

 藤本監督は「初回の柳田がセーフになっていたら、展開が変わっていたかもしれない。センターの福田からいい球が返ってきた」と悔やんだ。今宮が二塁打で出塁した2回2死二塁では中村晃が二ゴロ。粘り強い投球を続けていた東浜を見殺しにしてしまった。

 3回以降は田嶋の前に空転。藤本監督は「いい投手がいい投球をしたらね。あれだけ低めに来たら、そうは打てない」。今季は田嶋と3試合対戦し、得点は4月21日に野村勇の2ランで奪った2点のみ。天敵と化した左腕に計21回2/3で対戦防御率0・83と完全に抑え込まれている。

 21日のカード初戦は右打者を7人起用したスタメンも実らず、左腕宮城に白星を献上。この日は同じ左腕の田嶋に対して5番に左打者の「ジョーカー」牧原大を入れたが、3打数無安打。藤本監督は「左が来ても、右が来ても一戦一戦集中してやるだけ」と力を込めていたが、ホームは遠かった。

 今季8度目の零封負け。今季は相手先発が右投手だった試合が24勝16敗の勝率6割に対し、左投手だった試合は13勝12敗1分けの勝率5割2分。2戦連続でオリックスの左腕にやられた指揮官は「次回やり返しましょう」と前を向いた。同じ相手に何度も煮え湯を飲まされるわけにはいかない。(小畑大悟)

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