【復刻】秋山翔吾×秋山幸二 西武で活躍した「2人の秋山」特別対談

西日本スポーツ

 西武の秋山翔吾外野手と西日本スポーツ評論家の秋山幸二氏による「初の対談」が実現した。西武で活躍した現役時代に走攻守に高い能力を示した秋山氏と、それを受け継ぐように同じポジションで4年連続フルイニング出場を続ける秋山。「2人の秋山」がリーグ優勝した今季の活躍、プレースタイル、2011年の同期入団で、ライバルでもあるソフトバンク柳田悠岐外野手のこと、将来の夢などを語り合った。 (聞き手、構成=久保安秀、松田達也) ※2018年12月26日付紙面から 数字などは当時。

 ◇    ◇    ◇

 秋山氏「まずはリーグ優勝おめでとう」

 翔吾「ありがとうございます。ただ、CSでホークスに負けてしまったんで来年また頑張ります」

―お互いの印象から

 翔吾「自分が新人の時、秋山さんはソフトバンクの監督だった。オープン戦で土井(正博)打撃コーチ(当時)に『同じ名前だからあいさつしてこい』と言われて、それが初めて。名前をお借りしているという感覚だった」

 秋山氏「おれが入団したころ、プロ野球界に秋山という名前はいなかったんだ。ちょっと前、大洋ホエールズに秋山登さんがいた。それから阪神の秋山拓巳か。そういえばドラフトの時はおまえを見ているんだ。指名リストに載っていた」
 

 翔吾「聞いたことがあります」
 

 秋山氏「当時の詳しいことは…ナイショなんだけど(笑)。いい選手なのは分かった。打撃は完成されていたしね。足もあるし、守備もいい。一方、柳田は…未完成というか。まあそれはいいか。今は2人とも活躍してるし(笑)。他球団との関係で2人とも指名できないと思っていた。でも、結局どっちも打率で3割5分以上打っただろ。すごい選手。大したもんだ」
 

 ―「西武の秋山」という共通点については
 

 秋山氏「やりにくい部分があったんじゃないか。どうしても比較になる」
 

 翔吾「打撃では右と左が違うからあまり比較されなかったんですが、守備と足は先輩や首脳陣によく言われました。秋山さんなら、もっとできるぞとか」
 

 秋山氏「足か?」
 

 翔吾「自分は盗塁がイマイチで…」
 

 秋山氏「思い切りがないんじゃないか。行っちゃえばいいんだ。俺なんかどんどん走って失敗して怒られた。まあ、おまえは責任感が強いようだから」
 

 翔吾「失敗するとチームに迷惑が…」
 

 秋山氏「今の選手はみんなまじめ。チームのことを先に考える。俺たちの時代、チーム内でも先輩が後輩に教えることはなかった。『なんで教えなきゃならないんだ、おれの働き場所がなくなるじゃん』と。自分が成績を残せば、チームにプラス。それが今はチーム、チームになっている」
 

 翔吾「チームが勝てばいいという思いが強いのか」
 

 秋山氏「例えば、無死二塁で右打ちのサインが出ていなくても、自分で考えすぎて変な打ち方になる選手もいる。サインが出てないということはヒットを打てということ。右打ちのサインが出れば、チームのために自己犠牲しなきゃいけない。自分で考えすぎることはない。それを考えるのは、監督、首脳陣なんだよ」
 

 翔吾「例えば次の(4番の)清原(和博)さんに『盗塁するからな』なんて言わなかったんですか」
 

 秋山氏「キヨはファーストストライクを打たないから、その前に走っちゃう。当時のコーチに『打って走って守れる選手になれ』と言われた。もともと走るのに興味はなかったけど、そこから走るようになった」

 

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