「完封してくれ」千賀に藤本監督が指令、カギは得点後の投球

西日本スポーツ 伊藤 瀬里加

 ソフトバンクの千賀滉大投手(29)が23日、連敗ストップへ「ダラダラしない」投球を誓った。24日の日本ハム戦(ペイペイドーム)に先発。今季はここまで12試合で5勝(3敗)を挙げ、防御率2・02と安定しているが、「ダラダラとしている投球が多い」と自己評価は厳しい。2連敗中のチームを再加速させるため、藤本監督も完封勝利を指令。エースが期待に応え、すかっとする快投を披露する。

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 大阪でオリックスに2連敗し、仕切り直しとなる本拠地での3連戦。首位から陥落したチームに漂う重苦しい雰囲気を、エースが吹き飛ばす。「そこ(連敗)の意識は全くない。自分のやるべきことをマウンドでやるだけ。その中で止まれば」。日本ハム戦の先発を翌日に控えた千賀は冷静に言葉を並べた。

 今季はここまで12試合に登板してリーグ5位タイの5勝、防御率は同5位の2・02。奪三振82は同3位と各部門でトップレベルの成績。ただ、千賀自身は「ちょっとダラダラとしている投球が多いなという印象」と振り返る。

 「先発投手として『こういうことをしないとやっぱり勝っていけないよね』というところを逃している投球が続いている」。そう反省するように、前回登板した楽天戦は勝ち投手となったものの6回4失点。先制した次の回に同点弾を浴びるなど、チームを波に乗せられない失点が目立った。

 だからこそ、「そういうところをきっちりとしていかないことにはチームが負ける確率が増える。改めて野球の流れみたいなものを考えたい」と、寸分の隙も見せるつもりはない。

 昨年10月10日のオリックス戦では、チームの引き分けを挟んだ泥沼8連敗を止め、今季も交流戦明け初戦だった17日の楽天戦で連敗を3で止めた。連敗ストッパーの実績もあるだけに、藤本監督も期待を寄せる。「0点で完封してくれ」と“シャットアウト指令”。練習中には「先に点をやらないでくれ。お願いします」と声をかけた。

 日本ハムに対して今季は0勝1敗ながら2試合計15イニングで防御率1・20と抑えている。それでも油断はない。「順位と内容がかみ合っていないチーム。野手の能力や勢いは高いと思っているので、そこは気を引き締めながらいきたい」。投げ合うのも相手エース上沢と厳しい戦いが予想される。「ロースコアというか、僕がローでいきたい。全ては僕がちゃんと投げればいい」。圧倒的な投球を披露し、チームに勝利をもたらす。(伊藤瀬里加)

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