22打席連続無安打も、王会長「おまえはやれる」 私服で30分スイング指導

西日本スポーツ 長浜 幸治

 無安打地獄を抜け出す!! ソフトバンクの甲斐拓也捕手(29)が23日、打撃復調へ強い決意を示した。大阪遠征から戻り、休むことなくペイペイドームで行われたピックアップ練習に参加。若手とともに必死の形相でバットを振り込んだ。交流戦明けの5試合で安打がなく、22打席連続無安打は今季ワーストだ。王球団会長から約30分の熱血指導を受けた正捕手が巻き返しを誓った。

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 先発投手と若手野手中心の練習に、12年目を迎えた甲斐の姿があった。フリー打撃ではケージ越しに熱視線を送った王会長の前でスイングを繰り返す。「前回の休日(20日)から2試合しかやっていないし、今の結果を考えると休んではいられない」。危機感を漂わせたコメントと同様に必死の形相だった。

 フリー打撃後には王会長にマンツーマン指導を受けた。身ぶり手ぶりでスイングに関するアドバイスを受け、さらには力強いエールももらった。「会長から『おまえはもっとやれるんだから』と言っていただいた。その言葉だけでもっと頑張ろうという気持ちになった」と感謝を口にした。

 出口の見えないトンネルの中にいる。リーグ戦再開後の5試合計14打席で快音は聞かれず、9日の阪神戦の第1打席で二塁打を放ってから22打席連続無安打は今季自身ワーストだ。

 リーグで規定打席に到達している野手24人のうち、打率1割8分6厘は下から2番目。本塁打はなく、長打率はリーグワーストの2割1分7厘と苦しんでいる。

 藤本監督も正捕手の不振に表情を曇らせる。「あれだけ打てんかったらね。ちょっと深刻。今は9番で止まってしまっているから打線にならない」。両リーグトップのチーム打率2割6分3厘を誇るだけに、甲斐が復調すれば一気に歯車がかみ合う。「拓也はナイターでも試合後には毎日打っている。捕手としてディフェンスではナンバーワン。(打率)3割を目標にしたら、本当に12球団一の捕手になれる」と指揮官も期待をかける。

 オリックスに2連敗し、首位から陥落したチームは24日から始まる日本ハム3連戦の初戦にエース千賀を立てて仕切り直しを図る。「千賀をしっかりリードしてチームを勝ちに導けるように。カードの頭を取って、チームも僕も勢いづいていければいい」。連敗も自身の無安打もストップしてみせる。(長浜幸治)

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