東筑を引っ張るプロ注目186センチ左腕高崎 高校野球福岡大会組み合わせ決定

西日本スポーツ 前田 泰子

 第104回全国高校野球選手権(8月6日開幕、甲子園)福岡大会の組み合わせ抽選会が24日、福岡県古賀市で行われた。136チームが参加して7月3日に開幕し、決勝は同28日に北九州市民球場で行われる予定。今春の選抜大会8強の九州国際大付、昨夏代表の西日本短大付などが優勝候補に挙がる中、5年ぶり7度目の選手権出場を目指す東筑の左腕エース高崎陽登(3年)の注目度が急上昇中。最速146キロを誇る身長186センチの大型左腕だ。同じ公立進学校の春日も好左腕の飯田泰成(同)を擁し、同校初の甲子園出場を狙う。

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 夏の福岡大会開幕を前に、東筑の大型左腕の注目度が日ごとに上がっている。高崎が登板する練習試合にはプロの複数球団のスカウトが訪れ、投球をチェック。公立進学校ながら、夏6度の甲子園出場を誇る伝統校のエースに熱視線を送った。

 この1年間は「ずっと悩んでいました」と明かす。2年になって球速を意識しすぎて制球が定まらず、四球からの失点が増えたからだ。昨秋は背番号11。「秋から1番をもらえると思っていた。ショックでした」。自信を失って腕が振れなくなり、悪循環に陥った。

 冬は動画で撮影した自分のフォームを徹底的に見直した。さらに「投げ方がきれい。お尻の動きがいいので動画で研究した」と話す楽天・早川のフォームを研究。上体が前へ突っ込む悪癖を直すために、重心を後ろに置いて低めを意識して投げるように修正した。

 冬を越えて、今春は四球が格段に減った。「高めに浮かず、低めに決まるようになった」。春季福岡大会は小倉工との5回戦で1-3で惜敗したものの、準優勝校を8回まで無失点に抑えて完投した。その後の北九州市内大会では最速146キロをマークして優勝した。

 野球への探究心はチームでも随一。中学3年のころから体の使い方や筋肉について考え、コロナ禍の自粛期間中はプロや大学生の動画を何人も見て研究した。「学校の勉強よりも熱心にやっています」と笑うように、野球に関する本や論文なども探して読みあさった。

 青野監督は「コントロールは投げてみないと分からない部分があるが、左打者を力でねじ伏せられるのは高崎だけ」と期待する。2017年は夏の甲子園に出場した石田姓のエースが“4代目”という「石田伝説」が話題になったが、プロ注目の146キロ左腕は新たな伝説の“初代”になるかもしれない。(前田泰子)

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