緊急降板の千賀「ブルペンをバタつかせて…」無念の6勝目

西日本スポーツ 鬼塚 淳乃介

 ◆ソフトバンク5-1日本ハム(24日、ペイペイドーム)

 千賀が緊急降板し、本拠地がどよめきに包まれた。6回、投球練習を始めて山なりの1球目を投げたところで顔をゆがめた。マウンドへ急行した森山投手コーチ、トレーナーとともにベンチへ引き揚げた。

 降板理由は右肘周辺筋肉の軽度の張り。5回を3安打、1失点で5奪三振と力投していた。後を受けた津森、藤井、甲斐野、松本が「0」を並べ、リーグ2位タイでチームトップタイの6勝目を手にしたエースは「ブルペンをバタつかせてしまい、申し訳ない。中継ぎ陣がすごく良い投球をしてくれて、チームが勝つことができて良かった」と、コメントに反省と感謝の思いを込めた。

 藤本監督は「張りが出てきた。握力が出なくなったということで代えた」と軽症を強調。病院などには行かずに経過を見るという。今季は5月20日のロッテ戦で4回4失点の後、翌21日に右肘の張りのため出場選手登録を抹消。1回登板を飛ばし、復帰した6月3日の中日戦ではフルスイングの影響で脚をつって6回途中で降板するなど、アクシデントが多い。藤本監督は「(次回登板が)10日か12日空く予定だったので、そこでしっかり治せるのではないか」と説明した。

 立ち上がりは苦しみながらもエースとして粘りの投球を見せていた。27球も要した初回。1死から石井に右翼フェンス直撃の二塁打を浴びるなど、2死一、三塁のピンチを招いた。捕手の甲斐の好判断もあって重盗失敗で無失点にしのぐと、その裏に柳田の先制弾で2点の援護をもらった。だが2回、2者連続の空振り三振の後、甘く入ったフォークを浅間に右翼スタンドへ運ばれた。

 それでも追加点をもらった後の3回は三者凡退とギアを上げた。最速160キロだった直球は力強かった。快勝後、チームメートの歓喜の輪に加わった千賀を、藤本監督は「もうちょっと投げてほしいけどね」とチクリ。81球で降板し、指揮官の完封勝利指令に応えられなかった悔しさは今後の糧とする。(鬼塚淳乃介)

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